デュエルワールド

これはカードが創り出した運命に従いそして逆らったデュエリストたちの物語である。
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感想はここにお願いします

第67話―終わりし戦い  2004/05/02
第66話―終焉  2004/05/01
第65話―返しあい  2004/05/01
第64話―決戦  2004/02/12
第63話―意外な相手  2004/01/31
第62話―瀕死  2004/01/29
第61話―切り札&切り札  2004/01/28
第60話―女VS女  2003/12/09
第59話―逆転!?  2003/12/06
第58話―猛攻  2003/11/03


第67話―終わりし戦い
あの事件から数日がたった日のことだった。
ユニオンは自らの組織を『目的の消滅・組織の崩壊』を理由に解散した。
その後ユニオン達は出頭し裁かれ今なお罪を償っている。
古代図書館で何があったかは政府の裏工作によって闇に封印された。
俺たちはその事実を政府から奪い取り、また世間に出そうとは思わなかった。
これでしばらくはカードによる事件は無いと思った。
神のカードが悪用されるにも、カードは地下深くに埋まっているからだ。
それを掘り起こすにはかなりの労力・時間が必要になるだろう。
もし掘り出そうとしてもそこにあるという確証も無いし、封印をとく事も出来ないはずだ。
神のカードは気まぐれなのだから。
そう簡単には見つからないはずだ。

この世界にはいろいろな人間がいる。だが2種類に分けようと思えば分ける事も可能である。
1つは、自分に降り注いだ不幸を受け入れ、それに逆らおうとし生きる目的を見つけるもの
もう1つは、その不幸を受け入れず、かたくなにその現実を拒否し続け、生きるもの
ヒデはどちらだったのだろうか?
表面上は前者だった・・・。
だが実際は後者であった。
人の心のうちなどやはり読めないものである・・・。


ファラオとレオンは学校の屋上にいた。
「なぁ・・・ファラオ・・」
「ん?何だ?レオン」
「俺がしたことは・・・」
「『間違っていたか?』ってか?んなことねぇよ」
「・・・・・・」
「第一間違っていたのなら、お前は罪悪感に付きまとわれるだろうよ・・・」
曇がちの空はレオンの心境を表しているようだった。
レオンは少し黙っていたがしばらくすると口を開いた。
「俺は自分の信じた道をまっすぐ進むよ・・・」
「その言葉を待ってたぜ!」
互いに手を合わせる。
「よく言うよ・・・言わなきゃなんかしてたくせして・・・」
「へへっ」
ファラオは笑いながらドアへと向かった。
ファラオはゆっくりドアノブに手を掛けた。と、
「お〜い!何やってんだよ。数学始まっちまうぞ」
勢いよくドアを開け凡骨が叫ぶ。
「て、てめぇ痛ぇじゃねぇかっ!」
「お〜怖や怖や」
凡骨は笑いながらそういうと階段を下りていった。
ファラオは凡骨を追いかけ階段を下りていく。
「相変わらずだな・・・」
レオンはそうつぶやくと2人の後をゆっくり追った。
そのとき屋上に心地よい風が吹いた。
それは誰かに言葉を届けるような風だった・・・。
Date: 2004/05/02


第66話―終焉
ヒデ「ドロー、裏守備をセットしエンドだ・・・」
レオン「ドロー2枚リバースカードをセット・・・エンドだ」
その後数ターンの間互いに殆ど動きは無かった。
そして互いに伏せカード3枚、モンスター2体という状態になった。
ヒデ「いくぜっ!2体を生贄に捧げ『ダークローディアン』を召喚!」

ダークローディアン
☆8 魔法使い族 闇属性 ATK2600 DEF2400
効果:このカードは相手カードの効果によって破壊された時自分フィールド上の闇属性モンスターを1体を生贄に捧げる事で攻撃力を800ポイントアップさせた状態でフィールド上に特殊召喚できる。(攻撃を行う事も可能)

ヒデ「『ダークローディアン』でガディアスに攻撃だ!『ダークテンペスト!』」
レオン「甘い!『デルタイレイズ』発動!」

デルタイレイズ 通常罠
効果:自分フィールド上の光属性モンスターを1体除外する相手フィールド上の闇属性モンスターを1体破壊する

ヒデ「ならリバースカードオープン!『リターンソウル』」

リターンソウル 速攻魔法
効果:自分の墓地に存在するカードを発動ターンのみフィールド上に戻す。発動ターン終了時そのカードを除外する

ヒデ「このカードで『魔装騎士』をフィールドに戻す!そして『ダークローディアン』の効果発動!」

ダークローディアン:攻撃力2600→3400

ヒデ「ダイレクトアタックだ!」
レオン「く、リバースカード発動!『リビングデッドの呼び声』」
ヒデ「無駄だ!カウンター罠発動っ!『黄泉返し』」

黄泉返し カウンター罠
効果:フィールド上にモンスターを特殊召喚するカードの発動と効果を無効化し破壊する

レオン「ならば貴様も道連れだぁ!『破壊輪』」
ヒデ「ぐばっ!」

レオンLP6000→2600
ヒデLP6500→3100

レオン「ゼェ・・ゼェ・・・」
ヒデ「ここで・・・破壊輪とはなかなかやるじゃ・・ねぇか・・」
二人とも息が上がっていた。
魔法・罠・効果による攻防戦。それは互いのライフポイントだけでなく、戦意・精神力をも削っていた。
2人の精神力はすでに限界に達しようとしていた。
ヒデ「ターンエンドだ・・・」
レオン「ドロー、手札より『終戦の書物』を発動し、『調停者―ピースメーカー』を特殊召喚する」

調停者―ピースメーカー
☆7 天使族 光属性 ATK???? DEF2000
効果:戦闘時にライフを好きなだけ払うことがきる。払ったライフ分次のバトルフェイズ終了時までこのカードの攻撃力は戦闘を行ったモンスターの攻撃力+払ったライフになる。ライフを払わなかった場合このカードの攻撃力は戦闘を行うモンスターと同じ攻撃力になる

レオン「さらに2枚伏せエンドだ・・・」
ヒデ「ドローリバースカードオープン!『復讐への道』。この効果によって、『偉大なる愚者―ボルドア』を召喚!」

偉大なる愚者―ボルドア
☆7 魔法使い族 闇属性 ATK???? DEF0
効果:このカードの攻撃力は現在の自分のライフポイントと同じ数値になる

ヒデ「さらに手札よりこのカードを発動する!『血無き戦い』」

血無き戦い 通常魔法
効果:次の自分のスタンバイフェイズまで互いにライフポイントを払う事は出来ない

ヒデ「コレで貴様のモンスターの能力は封じたぁ!終わりだぁ!喰らえ!『デスクロス!』」
どす黒い血の色にも似た十字架がレオンのモンスターに襲いかかる。
だがレオンは表情ひとつ変えずカードに手をかけた。
レオン「ヒデ、結束の前に悪の力など無力なのさ・・・リバースカードオープン!『命司りし天秤』そして『収束したる光』」

命司りし天秤 速攻魔法
効果:自分の手札を全て除外する。互いのライフポイントを半分にする。

収束したる光 通常罠
効果:除外・墓地に置かれている自分の光属性モンスター1体につき自分フィールド上のモンスターの攻撃力は600ポイントアップする

レオン「まず互いのライフが半分になる、結果アンタのモンスターの攻撃力は下がる・・・」

レオンLP2600→1300
ヒデLP3100→1550

レオン「だが、俺のモンスターは攻撃力をあげる・・・」

ピースメーカー:攻撃力1550→3350

ヒデ「くっ・・・そぉっ・・!」
レオン「許してくれ・・・裁かれるしかないんだ・・『聖なる一撃!』」
ヒデ「うわぁぁぁ・・・・」

ヒデLP1550→0

「約束どおり神のカードはもらうよ・・・」
レオンはヒデが手にしていた3枚のカードを今は意識無き友から受け取った。
「これで神のカードを封印できるな・・・だが・・・」
「完璧な封印ではない」
中途半端なファラオの発言に優樹が言葉を添える。
レオンは中央にある―神の玉座―に神のカードを封印した。
「完璧な封印を行うには・・・」
そのときだった。
『ゴゴゴ・・・』
どこかでものが崩れる音がした。
「ま、まさか・・・・・・崩れる?」
「そんな!?嘘でしょっ!?」
ひかるとファラオが戸惑う中、1人が駆け出した。
「んなとこでグズグズしてたらつぶされるだけだぞ!急げ!此処を出るんだっ!」
駆け出したのは、凡骨だった。
全員は出口に向かって駆け出した。スターダストのメンバーも。
だがレオンは途中で止まった。
ヒデが気になったからだ。
「どうした?レオン。奴はほおっておくしか無いぞ?」
「凡骨・・あと時間をどれだけ止めれる?」
「んぁ?」
急な質問に凡骨は一瞬戸惑う。
「あと6分ってところだ」
「なら5分ヒデと話をさせてくれ」
「正気か?こいつは俺たちを裏切った奴なんだぜ?」
ファラオが懸命に止めようとする。
「そうだよ、ファラオ君の言うとおりだってば。こんな奴ほっておいてここを出よ・・」
レオンの真剣な目に言葉が止まった。
優樹は少し考えたが結論を出した。
「3分だ。3分たったらそいつを置いて脱出する。いいな?」
「ああ、わかった」
レオンはそういうとヒデに近づいていった。
「なんで許したんだ?」
凡骨が不満そうに尋ねる。
「お前らも気になるだろ・・・?なんでヒデが裏切ったかを・・・」
皆心の中で頷いていたに違いない。直感でそう思った。

「何をしに・・きた・・・」
「何故だ?何故俺たちを裏切った?」
「アンタみたいな・・・人生を楽しく生きてるヤツラが羨ましかったからな・・・」
「そんな簡単な理由で裏切ったのか?」
レオンは思わず激しい口調になってしまう。
「フフフ・・・、俺は昔から友情・愛情というものを感じた事はなかった。もちろん友達なんていなかったさ・・・」
「それで嫉妬したとでも?」
「あぁ・・そのとおりさぁ・・・でもその考えは間違っていたみたいだな・・・」
レオンは何も言ってやる事ができなかった。
「その結果がこれさ・・・当然の報いかな・・・ハハハ・・・」
力ない声でしゃべるヒデを見てレオンは絶句した。
「レオン!時間だ!行くぞ!」
「・・・わかった・・・」
レオンは名残惜しそうに立つと出口へ向かった。
「レオン・・最後に1つ教えておくよ・・・」
「なんだ・・・?」
「お前は・・・1人じゃないからな・・・」
「あぁ、わかってる・・」
涙を流しながら答えた・・そして出口に向かった。
『ゴゴゴ・・・ガシャーーン・・・』

古代図書館は崩れ地下は埋まってしまった。
ここであったことを隠すかのように・・・。
Date: 2004/05/01


第65話―返しあい
ヒデ「貴様もやはり一般人の一人に過ぎなかったのだな」
レオン「なんだとっ!?」
ヒデ「所詮、貴様も威勢が少し良い一般人に過ぎない。最初は威勢がいいが実際やってみるとそれほどの実力も無い」
レオン「その言葉後悔させてやるよ」
ヒデ「フッ・・・」
ヒデは微かに笑った。それはどういう意味だったのかよくわからない。
レオン「ターンエンドだ」
ヒデ「ドロー、『魔装騎士』を守備表示に変更、裏守備モンスターをセットし1枚伏せエンドだ」
レオン「ドロー、『聖騎士―ガディアス』を攻撃表示で召喚し、1枚伏せエンドだ」

聖騎士―ガディアス
☆4 戦士族 闇属性 ATK1800 DEF1200
効果:相手フィールド上に闇属性モンスターしか存在しない場合このカードの攻撃力は400ポイントアップする

ヒデ「ドロー何もせずエンドだ」
レオン「ドロー、ガディアスで魔装騎士に攻撃!」
魔装騎士は簡単に切り裂かれた。
だがヒデは動じることなく魔装騎士の最後を見届けた。
まるで破壊されるのが計算であるかのように・・・。
ヒデ「魔装騎士の効果発動、デッキから装備カードを1枚選び装備できる」
レオン「だがアンタのフィールドには装備可能なモンスターがいないぞ・・・計算が狂ったか?」
ヒデ「これも計算どおりさ、永続罠『権力の束縛』」

権力の束縛 永続罠
効果:装備カードをつけているモンスターをコントロールしているプレイヤーはスタンバイフェイズごとに装備モンスターのアップしている能力値分のダメージを受ける

レオン「何!?」
ヒデ「俺は『デーモンの斧』を選択する・・・そう、『聖騎士―ガディアス』に装備さぁ!」
レオンはスタンバイフェイズごとに1000のダメージを受けてしまう・・。
レオン「そっちこそ甘いねぇ!罠カード発動!『移し身』」

移し身 通常罠
効果:装備カードを装備させられた時発動可能。別のモンスターに装備しなおす。装備可能なモンスターがいない場合、装備カードを破壊する

ヒデ「なかなかやるじゃないか・・・」
レオン「いったろ?さっきの言葉を後悔させるって、ターンエンドさ!」

ヒデのコンボを打ち破ったレオン。このまま逆転し押しきれるのか?
Date: 2004/05/01


第64話―決戦
「神のカード3枚はこのデュエルの勝者が手にする・・依存はないな?」
「ああ・・・それで、・・いい」
明らかにいつもと違うヒデに戸惑っているのだろうか。言葉がおぼつかない。
「「決闘!」」

ヒデ「俺の先攻!ドロー!『魔装騎士』を攻撃表示で召喚し、1枚伏せエンドだ」

魔装騎士
☆4 戦士族 闇属性 ATK1700 DEF1600
効果:このカードが破壊された時フィールド上のモンスター1体にデッキから装備カードを1枚選び装備させる。

レオン「ドロー、『ディヴァインソルジャー』を召喚し、1枚伏せエンドだ」

ディヴァインソルジャー
☆4 戦士族 光属性 ATK1800 DEF1550
効果:このカードと戦闘を行ったモンスターは500ライフポイント払えばバトルフェイズ終了時に破壊される

ヒデ「ドロー、裏守備をセットしエンドだ」
レオン「ドロー。ディヴァインソルジャーで裏守備に攻撃だ!」
ディヴァインソルジャーは剣で裏守備モンスターを切りつけたが、金属を叩いたような音がし攻撃がはじかれた。
ヒデ「裏守備は『イニフィティ・ガード』守備力は1900、そのモンスターじゃ相手にならん!」

イニフィティ・ガード
☆4 機械族 闇属性 ATK900 DEF1900
効果:このカードのコントローラーはこのカードが存在する限りカウンターダメージを受けない。このカードが与えるダメージは倍になる

レオンLP8000→7800

レオン「なら・・こうするまでだ!『無差別破壊!』」
次の瞬間イニフィティ・ガードが砕け散った。もちろんレオンのモンスターの攻撃でではない。
ヒデ「そいつの効果か・・・ふっ・・」
レオン「破壊させてもらったぜ、壁モンスターをな!エンドだ」
ヒデ「ドロー、伏せカードを出しエンドだ・・・」
レオン「伏せカードで破壊しようってか・・・浅知恵だな」
ヒデ「何だと!?」
レオン「こういうことさ!リバースカードオープン『突撃陣』」

突撃陣 通常魔法
効果:自分フィールド上のモンスター1体を選択する。そのモンスターは発動中のみ魔法・罠カードで破壊されない。

レオン「コイツをディヴァインソルジャーに使うぜ」
ヒデ「そういうことか・・・」
レオン「ディヴァインソルジャーで魔装騎士に攻撃!」
ヒデ「甘い・・・甘すぎる!罠カード発動!『愚者の力添え』」

愚者の力添え 通常罠
効果:墓地のカードを1枚選択し自分のモンスターの攻撃力に加算する。この効果は発動ターンのバトルフェイズ中のみ有効

ヒデ「『イニフィティ・ガード』を指定し、この効果で攻撃力がアップ!」

魔装騎士:攻撃力1700→2600

ヒデ「返り討ちにしてくれる!」

ディヴァインソルジャーが逆に切り裂かれた。

レオンLP7800→7000

罠カードによる精神的ダメージが大きいのかレオンは無言のままだ。
レオン「ならコイツの効果で道連れだ!『無差別破壊』」
ヒデ「そんなことぐらい予想済みだ!罠カード『連鎖悪夢』」

連鎖悪夢―チェーンナイトメア
効果:ライフポイントを1500ポイント払う。相手がコストを払って発動させた効果を無効化し、払ったコスト分のダメージを相手に与える

ヒデLP8000→6500

レオンLP7000→6000

レオン「くっ・・・」
ヒデ「どうした?貴様の腕はこんなものだったのか?」
圧倒的不利の状況の中、ヒデの言葉が心に突き刺さる。
この不利の状況をひっくり返しレオンは勝利できるのか?
Date: 2004/02/12


第63話―意外な相手
ひかるはマジックゼロナイトで攻撃を仕掛けた。
攻撃が通ればひかるの勝ち。
攻撃が通らなければ、伏せカードによりひかるの負け。または延長戦となる。
黒桜「やっぱそうこなくちゃね。罠カード発動!『和睦の使者』」
ひかる「そんな・・・」
黒桜「攻撃が通るとでも思ったかい?」
ひかる「・・・1枚伏せてエンドよ」
黒桜「ドロー、『擬態せし戦士』を攻撃表示で召喚!」

擬態せし戦士
☆3 戦士族 地属性 ATK800 DEF800
効果:このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。このカードが相手モンスターの攻撃対象になったときコイントスを行い、表なら攻撃を無効化する

黒桜「擬態せし戦士で攻撃!」
ひかる「・・・コレで・・終わりね・・・罠カード『破壊輪』」

ひかるLP1200→400

黒桜LP550→0

破壊輪が爆発し黒桜のモンスターを破壊した・・・。
黒桜「まさかそう来るとはね・・」
黒桜はライフを失うとほぼ同時に倒れた。

黒桜は力ない声でつぶやいた。
「我らが・・『スターダスト』のリーダー蒼無様は・・・この・・・奥にいる・・・」
「また・・・奴か・・・」
「おい!レオン!」
「どうした?凡骨?」
「ユニオンの野郎が・・・こっちに近づいている!」
「神のカードを持った者が全員集合か・・・」
「これが最終決戦になりそうね・・・」
「ああ、そうだな・・・」
レオンは頷いた。
「アンタらじゃ・・・蒼無様にやられる・・・のが・・・オチだよ・・・」
黒桜はそういって気を失った。
「ならあんたが予想した結末を変えてやるよ!」
レオンは気を失っていると知っていながら叫んだ。
このときは髑髏印鳳凰は1つ疑問に思うことがあった。
「なぁ、ヒデの奴おとなしすぎないか?」
ヒデに聞こえないような声でつぶやく。
「そうかぁ・・?最終決戦が近いんで緊張してんじゃねぇの?」
凡骨は笑い声交じりの声で言った。
「気のせいだろう・・・それ以外変わったところもない。気にするな」
優樹の言葉に髑髏印鳳凰は違和感を残しながらも頷いた。
「さぁ、行こうぜ蒼無のところへ!」
一同は置奥に向かって走り出した。ヒデを除いて・・・。
「これで・・・やっと・・・・」
ヒデは1人でそうつぶやくと足早にレオンたちを追った。
奥に行くと蒼無がいた。
「ようやく・・・来たか・・・」
「蒼無!神のカードを渡せ!」
「何度言えば分かる・・・俺は中立だ・・貴様らに協力することも敵対する事もせん・・・」
「それは矛盾してるぜ?」
「何・・・?」
凡骨が否定をする。
「さっきなぁ、黒桜って奴が俺らを襲ってきた」
「それがどうかしたのか・・?」
「そいつはこう言ってたぜ。『我らが『スターダスト』のリーダー蒼無様は・』ってな」
「・・・!?」
「アンタの部下は俺らを襲ってきた。敵対してるんじゃねぇかぁ?」
「ちっ・・黒桜、え・・余計な事を・・・」
「それと一つ言わせて貰う・・・」
レオンが一歩前に出る。
「アンタは中立とか言ってるけど、敵にも味方にもなれない臆病者じゃないか!」
「何だと!」
「だって敵にも付かず味方にもならない。どちかつかずが中立?ただ逃げているにしか見えないね」
「敵・味方どちらかにつけば被害・犠牲が出る。それ出すわけにはいかんのだ」
「それで中立で被害・犠牲のない世界作ろうとでも?そんな簡単にいい世界が作れると思うのか?」
「何だとぉ!?」
蒼無がはじめて表情に怒りをあらわにした。
「何かを得るには犠牲はつきものさ。何も失わずに何かを得ようとしてるあんたはただの・・・臆病者さ!!」
蒼無は黙り込んでしまう。
とそこに別の声が入ってきた。
「だからこそ・・・我らを見下した愚民を消し理想郷をつくるのだ!」
一同が声が聞こえたほうを向く。
そこにはレオン達が見覚えのある人物がいた。
「ユ、ユニオン!」
「ほう・・・俺の名前を覚えているとはただの正義バカでは無いようだな・・・」
「自分の欲しいもののために自分が嫌だからといって人を消していいとでも思っているのか!?」
「当たり前さ・・・自分を見下した人間などこの世に要らない!」
「相変わらず極悪だな・・・ユニオン」
「これはこれは、裏世界で重要人物を次々と暗殺している蒼無ではないですか?」
「貴様にそういわれる筋合いはない!」
「そのセリフをそっくり返すよ、蒼無」
「2人とも!邪魔なものは消していいとでも思っているのか!?犠牲のない理想の世界を作ろうとは思わないのか!?」
「・・・・・」
「・・・・・」
ユニオン、蒼無は黙り込んでしまった。それが事実であると知ったからか、それとも反論することができないのか・・・
「そして・・・この世にそんな都合のいいものは存在しない・・」
全員が声のしたほうを向く。
だがそこには声の主はすでにいなかった。
「ぐわぁっ!」
「ぐはっ!」
ユニオン、蒼無が弾き飛ばされる。そして2人の真ん中に立っている人物にレオンは驚いた。
「ヒ、ヒデ!何をしているんだ!?」
「ククク・・・世界滅亡に決まってるんだろ?」
そう言ったヒデの手には神のカード・3枚が握られていた。
「!?」
レオンは急いでデッキを調べる。そこにオシリスのカードはなかった。
「これで世界を破壊できる・・・」
「ヒデ様・・・そのオベリスクを・・・我が手に・・」
「貴様にはオベリスクを集めてもらったよ・・ご苦労さん・・・」
ヒデが構える・・・それは暗殺術の構えだった。
「やめろぉぉぉっ!」
ガシィッ!
ファラオがヒデの攻撃を受け止める。
「なんでだよ・・・なんでこんな事するんだよ!」
「うるさい・・・うるさい・・・うるさいんだよっ!」
「ぐはぁっ!」
ファラオはユニオンとともに壁に叩きつけられた。
ヒデの額には恐ろしいほど闇色に染まったウジャト眼が現れていた。
「こんな・・・殺戮・殺人・欲望の渦巻く世界は・・・破壊するしかない・・」
「そんなの間違ってる!破壊すれば直るもんじゃない!」
「そんなこと分かってるさ・・・でもね・・俺はこの世界が嫌いなんだ・・・」
「なら・・・お前の親友として止めさせてもらう!」
レオンはデッキを取り出した。
「止めるものはたとえ親友であっても容赦はしない!」

ついに本性を現した。この決闘の結果で世界の結末が決まる・・・。レオンはヒデに勝利できるのか?
Date: 2004/01/31


第62話―瀕死
ひかる「く・・・フィールドの効果でフェイムハウトの攻撃力は魔法支配騎士と同じ・・・」
黒桜「コレで追いついたよ・・・1枚伏せてエンドだ・・」
ひかる「ドロー・・・1枚伏せてエンド・・・」
互いに高レベルのモンスターがいる場合うかつに攻撃は仕掛けられない。
それを2人は知っていた。故にターンを消費している。
ひかる「どちらかが・・・」
黒桜「魔法または罠カードで・・・」
ひかる&黒桜「「モンスターを破壊しなければこの状態は続く!」」
黒桜「ドロー、1枚伏せてエンド」
ひかる「ドロー、ならこちらが先に仕掛けさせてもらうよ!『紅蓮魔導士―フレイア』を召喚!」

紅蓮魔導士―フレイア
☆4 魔法使い族 炎属性 ATK1600 DEF1500
効果:このカードと戦闘を行った植物族モンスターは無条件にバトルフェイズ終了時に破壊される。このカードは魔法カードの効果を受けない

ひかる「フレイアでフェイムハウトに攻撃!」
黒桜「カウンター覚悟でフェイムハウトを破壊する気か・・・だが、甘いよ!罠カード発動!『破壊輪』」
フレイアの首に破壊輪がつけられた、次の瞬間フレイアの首がはじけとんだ。

ひかるLP6200→4600

黒桜LP5950→4350

ひかる「ターンエンドよ」
黒桜「このままでは魔法カードを使われた時危ないわね・・・ならこのカードを使うまでよ!『魔無樹霧』」

魔無樹霧 永続魔法
効果:『霊樹王―フェイムハウト』『大緑樹』が自分フィールド上に存在する時発動可能。相手フィールド上に存在する効果モンスターの効果を無効化する。(リバース効果も含む)

ひかる「こ・これは・・・」
黒桜「これでアンタのモンスターは効果を使えないただの2800モンスターだよ。ターンエンドだ」
ひかる「ドロー、リバースカードオープン!『アルティメットライフブレイク』」

アルティメットライフブレイク 通常魔法
効果:自分フィールド上の戦士族モンスター生贄に捧げる。フィールド上の全てのカードを破壊し、生贄に捧げたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える

黒桜「大胆なことをやるねぇ・・・ならアタシも対抗するまでサ!罠カード発動『暗黒樹崩壊』」

暗黒樹崩壊 通常罠
効果:自分フィールド上の『霊樹王―フェイムハウト』『大緑樹』を墓地に送る。お互いの手札を全て破壊し、相手にフェイムハウトの元々の攻撃力分のダメージを与える。

全てのカードが散り、互いの切り札が砕け散った・・・。

ひかるLP→4600→2200

黒桜LP→4350→1550

黒桜「互いに・・・モンスターも手札も・・・無い・・」
ひかる「ドローするカード・・・によって・・・勝敗が決まる・・・わね・・・」
黒桜「そういうことサ・・・」
ひかる「ターンエンド・・・」
黒桜「ドロー・・・1枚伏せ・・・エンド」
ひかる「ドロー・・『マジックゼロナイト』を召喚して・・・攻撃・・・」

マジックゼロナイト
☆3 戦士族 闇属性 ATK1000 DEF1000
効果:フィールド上に表側表示の魔法カードが1枚も存在しない場合、このカードの元々の攻撃力は倍になる

黒桜「甘い・・・よ!罠カード『リフレクトフォース』」

リフレクトフォース 通常罠
効果:戦闘ダメージを受けた時発動。受けたダメージの半分を相手に与える

ひかる「しぶといわね・・・」
黒桜「そっちこそ・・・」

ひかるLP2200→1200

黒桜LP1550→550

ひかる「エンドよ・・・」
黒桜「ドロー・・・ふ・・・1枚伏せターン終了サ・・・」
ひかる「ドロー・・・・」
ひかるの手がとまる。
黒桜の伏せカードに不安を感じているのだ。
黒桜「この伏せカードによってはアンタが勝つか、アタシが勝つか決まるのサ・・・」
ひかる「・・・どうすれば・・・」
ひかるは顔を下に向ける。
黒桜「ここまで来て攻撃せず逃げる気かい?それでもかまわないけど、次のアタシのドローカードで負けるかも知れないんだよ!?」
ひかる「それもそうね・・・」
ひかるは顔を上げた。その顔に不安はなかった。
ひかる「マジックゼロナイトで攻撃よ!」

伏せカードは一体何なのか。そして勝つのはどっちなのか・・・」
Date: 2004/01/29


第61話―切り札&切り札
ひかる「ドロー、『魔導騎士―ジェイス』を攻撃表示で召喚し、2体で攻撃よ!」
黒桜「そう簡単に通さないよ!罠カード発動!『大樹壁』」

魔導騎士―ジェイス
☆4 戦士族 光属性 ATK1400 DEF1500
効果:フィールド上の魔法使い族・戦士族カード1枚に付きこのカードの攻撃力は100ポイントアップする

大樹壁 通常罠
効果:『大緑樹』があるときのみ発動可能。発動ターン受けるダメージは0になる

ひかる「ふふふ・・・・」
ひかるは不気味な笑みを浮かべていた。
それに黒桜も気が付く。
黒桜「何がおかしい」
ひかる「けっこう簡単に防御罠を発動させたわね」
黒桜「それがどうした?」
ひかる「こんな序盤で使ってしまって・・・もったいないわね」
黒桜「何・・・?」
ひかる「出し惜しみは多少はするものよ?」
黒桜「アンタに言われなくたってそんなこと分かってるよ」
「なぁ・・・レオン?」
「どうした?ファラオ」
「あの2人・・・怖いよな・・・」
「ああ・・・・女の戦いほど怖いものはないさ・・」
2人はそんな会話を交わしていた。
そんなことは知らず2人はデュエルを再開した。
黒桜「ドロー!・・・」
黒桜『このカードは・・・』
ひかる「どうしたの?もうおじけづいた?」
黒桜「うるさいねぇ・・・『ツインニードルスコーピオン』を召喚!」

ツインニードルスコーピオン
☆4 昆虫族 地属性 ATK1400 DEF1600
効果:召喚時にコイントスを2回行う。表の数だけフィールド上のモンスターを破壊する。2枚とも裏だった場合このカードを破壊する

ひかる「ちょっとだけ・・・やっかいね」
黒桜「コイントスの結果は・・・」
最大で2体のモンスターを破壊可能でほぼコスト無し。かなり厄介なカードだ。
ひかる『もし・・もしも2枚とも・・・表なら・・・』
黒桜「表・表!2体破壊する!」
マハー・ヴァイロとジェイスが針を刺され息絶えた。
ひかる「っ・・!・・」
ひかるは驚きを隠せない。
黒桜「アハハハ。アンタのフィールドはがら空きサ。覚悟しな!ツインニードルスコーピオンでダイレクトアタック!」
ひかる「きゃあ!」

ツインニードルスコーピオン:攻撃力1400→1800

ひかるLP8000→6200

黒桜「1枚伏せてエンドだよ」
ひかる「ドロー・・・切り札を引いたよ!」
黒桜「何だと!?」
ひかる「墓地の『マハー・ヴァイロ』と『魔導騎士―ジェイス』を除外し『魔法支配騎士―マスターオブルーラーナイト』を特殊召喚!」

魔法支配騎士―マスターオブルーラーナイト
☆8 戦士族 光属性 ATK2800 DEF2800
効果:自分の墓地の魔法使い族・戦士族モンスターを1体づつ取り除くことで特殊召喚可能。このカードが戦闘で戦士族・魔法使い族以外のモンスターを破壊した場合。相手プレイヤーに500ポイントのダメージを与える。自分が魔法カードを発動するたびにライフを700払う事で次の効果のどちらかを発動できる
●相手が発動した魔法カードにチェーンする事を封じる
●発動した魔法カードが通常魔法だった場合効果発動後デッキに戻しシャッフルする

神々しい魔力をまとった騎士が現れた。それは見る者を圧倒するほどの魔力であった。
黒桜「こ、これは・・・」
ひかる「覚悟しなさい!『マジックテラブレイド!』」
ツインニードルスコーピオンが一瞬にして切り裂かれ蒸発した。

黒桜LP7450→6450→5950

ひかる「1枚伏せ、ターンエンド。これで勝利に近づいたわね」
ひかるは微笑みながらそういった。
黒桜「フフフ・・切り札があるのはアンタだけじゃないんだよ・・・」
ひかる「????」
黒桜「アタシのターン!この『大樹の精霊』を攻撃表示で召喚!」
ひかる「それが切り札ぁ?」
黒桜「さぁ、召喚にチェーンしないのかい?」
ひかる「しないわよ?」
黒桜「そうかい・・・なら効果発動だね・・」

大樹の精霊
☆1 植物族 光属性 ATK100 DEF100
効果:このカードの召喚に成功した時、このカードを墓地に送ることでデッキからカードを1枚ドローし、デッキから植物族カードを1枚手札に加える。

黒桜「墓地にある『ウッドソルジャー』『ツインニードルスコーピオン』『大樹の精霊』を取り除き、効果で加えたカードを特殊召喚!」

霊樹王―フェイムハウト
☆8 植物族 地属性 ATK2400 DEF3200
効果:フィールド上に『大緑樹』が存在し、墓地に存在する昆虫・獣・植物・獣戦士族モンスターを3体取り除く事で特殊召喚可能。このカードは手札から昆虫・獣・植物・獣戦士族モンスターを1枚捨てることで魔法・罠カードの発動を無効化する。このカードは『大緑樹』を墓地に送る事で自分フィールド上の昆虫・獣・植物・獣戦士族モンスターを全て破壊しこのカードの守備力分のダメージを相手に与える。

互いに切り札が出てライフポイントも並んできた・・・。勝利の女神はどちらに微笑むのか・・・。
Date: 2004/01/28


第60話―女VS女
再度訪れた古代図書館。そこで待っていたものは謎の敵だった。
「さぁ、誰だい?」
「・・・わたしがいくわ」
そう言って、ひかるが一歩前に出る。
「ひかる・・・お前勝つ自信は?」
「大有りよ!」
心配そうなレオンを振り返りそう声をかけるとひかるは女の前に歩み出た。
「アンタが私の相手を?笑わせるねぇ」
「そういう台詞は勝ってから言って欲しいわね」
「何だってぇ?」
「あなたは私に負けるんだから」
2人の間で火花が飛び散る。
「・・・なぁ・・・ヒデ・・」
「ん?どうした?レオン」
「やっぱ女って怖いな・・・」
「それを今更いうな・・・。分かりきってた事だろ?」
レオンは無言で頷いた。
「さ〜ていくわよ!」
「『樹木の王者:黒桜』と呼ばれた私を本気にさせたことを後悔させてやる!
「「決闘!」」
ひかる「わたしの先攻、ドロー。『マハー・ヴァイロ』を攻撃表示で召喚し『古代の古文書』を装備!」

マハー・ヴァイロ
☆4 魔法使い族 光属性 ATK1550 DEF1400
効果:装備されたカードの効果に加え、装備カード1枚に付き攻撃力500ポイントアップ

古代の古文書 装備魔法
効果:魔法使い族のみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は600ポイントアップ。装備モンスターが魔法カード以外の効果で破壊された時、装備モンスターの攻撃力の半分の数値分のダメージを相手に与える。

マハー・ヴァイロ攻撃力:1550→2150→2650

ひかる「どう?この攻撃力。手が出せないでしょう。1枚伏せてエンドよ」
黒桜「ドロー、『ウッドソルジャー』を攻撃表示で召喚し、『大緑樹』を発動!」

ウッドソルジャー
☆4 植物族 地属性 ATK1700 DEF1100
効果:このカードは『大緑樹』存在する場合、罠カードの効果を受けない。

大緑樹 フィールド魔法
効果:このカードの発動者の昆虫・獣・植物・獣戦士族モンスターのみ攻撃力・守備力は、400ポイントアップする。このカードが相手のカードの効果によって破壊されたときこのカードのコントローラーは墓地からレベル4以下のモンスターを3体特殊召喚できる。

ウッドソルジャー攻撃力:1700→2100

ひかる「でもマハー・ヴァイロの攻撃力には及ばない・・」
黒桜「そんな邪魔なもの破壊してしまえばいいのさ!『サイクロン』発動!対象はもちろん『古代の古文書』!」
ひかる「そういう方法もあるわね・・・」
古代の古文書が砕け散る。

マハー・ヴァイロ攻撃力:2650→1550

黒桜「装備カードの無いマハー・ヴァイロなど話にならないよ!ウッドソルジャー!攻撃だ!」

ひかる「そんな簡単に破壊させると思うの?」
黒桜「何!?」
ひかる「罠カード発動!『再生魔術』」

再生魔術 通常罠カード
効果:自分のフィールド上に魔法使い族モンスターがいる時のみ発動可能。装備が破壊された時、そのカードを墓地から装備されていたモンスターに装備しなおす。

ひかる「よって、マハー・ヴァイロの攻撃力は元通り♪」
黒桜「ちくしょぉ・・・」

黒桜LP8000→7450

黒桜「リバースカードをセットしてエンドだよ」
ひかる「ほ〜ら、序盤から苦戦。あなたに勝ち目はないわね」
黒桜「笑っていられるのも今のうちさ・・・」

植物デッキを使うと思われる、決闘者:黒桜。ひかるの優勢はこのまま続くのだろうか?それとも・・・。
Date: 2003/12/09


第59話―逆転!?
剣御「この状況で切り札をだすだと!?」
ヒデ「そうさ・・・後悔するいい!出でよ破壊神『グランディアジャディス』」
暗黒の破壊神の儀式 儀式魔法
効果:悪魔族モンスターを3体生贄に捧げる。手札から『グランディアジャディス』を特殊召喚する。


グランディアジャディス
☆8 悪魔族 闇属性 ATK3500 DEF2000
効果:『暗黒の破壊神の儀式』によって降臨。このカードが召還された時ライフを半分払う事によってフィールド上のこのカード以外のモンスターをすべて除外する。このカードは罠カードの効果を受けない。

ヒデ「覚悟しろ!ライフを半分払い発動!『デストロイフォール!』」
ヒデがそう叫ぶなり黒く雷をまとった渦が現れた。その渦は次々とモンスターを飲み込んで行った。無差別に・・・。

ヒデLP3000→1500

剣御「こいつぁ・・・予想外だぜ・・・」
ヒデ「デビルコアの効果で攻撃力が1000ポイントアップ!」

グランディアジャディス攻撃力:3500→4500

ヒデ「覚悟しなぁ・・『デストラクションストリーム!』
剣御「ぐはぁ・・・」
体をひねりつぶすような衝撃が剣御を襲う。

剣御LP5000→500

ヒデ「さぁ、形勢逆転だ!一気にたお・・し・・て・・・やる・・」
『バタッ!』
その場にヒデは倒れてしまった。
剣御は攻撃を加えた形跡は無い。
と、剣御がため息をつく。
「ふぅ〜・・・。お前さんか、助かったぜ」
倒れたヒデの後ろに一人の男が立っていた。
「相変わらず貴様はでしゃばった行動が多い。少しは慎め」
「んなこといったてさぁ〜」
「言い訳をするな。リーダーの命令だから助けたものの・・。以後気をつけろ」
「はいはい・・・わかりましたよ〜」
剣御は男が向きを変えると男に向かって舌を出した。
剣御が男を追おうとしたとき剣御は足に違和感を感じた。
「ん?・・・・」
ゆっくりと見てみた。
「まだ・・・勝負は・・・ついていない・・・」
ヒデの腕だった。剣御の足をつかんでいる。
「お前もしつこいな〜。ホラ!離せって!」
しばらくつかみ続けていたが、ついに力尽きた。
そこに1人の男が走ってきた。ヒデを気絶させた男では無い。
「貴様ぁ!何やってんだぁ!」
拳が剣御の顔にクリーンヒットする。
「ひでぼぁっ!」
変な声を出し剣御は吹っ飛ぶ。
「痛ぇな!何すんだ!テメェ!」
「今の1発で許してやる、とっとと去れ!」
「んだとテメェ!」
と、冷静な口調で言葉が横から入ってきた。
「剣御・・ここは一旦引く・・」
「え!?何で?」
「奴は時を止める能力を持つ・・厄介だから・・・」
「へっ!しゃあねぇ!」
そういうと剣御と謎の男は消え去った。
「何者なんだ・・・あいつら・・」

「ん・・・・ここは?」
「お、ヒデ目が覚めたか。ここはスクールの中の救護室さ」
「あ・・俺は・・・ってヤツは!?」
「ああ、剣御とかいう奴か。お前を運んだ凡骨の話によると逃げたようだが?」
「そうか・・・」
お、救護室の扉が荒く開けられる。
「よう!ヒデ目が覚めたか!」
「凡骨ありがとな・・」
「きーにすんなって!と、そうそう、神のカードの封印の仕方への手がかりが分かったからミーティングをやるそうだがこれるか?」
「えっ!?分かったのか?ああ、もちろん行く」
「そうか、じゃあ・・そう伝えておくよ」
凡骨はそういって救護室を出て行った。

「ひとまず、次の目的地は『古代図書館』だな」
「ええ!?またあそこに行くのかよ」
凡骨が驚く。
「はいはい。いちいち口を挟まない。まだ話の途中でしょ?」
ひかるにそういわれ、凡骨がおとなしくなる。
「ああ、古代図書館に手がかりとなる書物があるそうだ」
「じゃ、政府の持っているって噂の書物は・・・」
「ま、デマって所だろう」
「そうか・・・」
「じゃ、明日行くぞ」
「早いな・・・そんなに急ぐ事か?」
「ちょっと厄介な噂を聞いたからな・・・」
「ま、善は急げというからな。明日でもかまわんだろ」
「以上だ、明日早朝に出るからな」
『了解』
全員の声がそろった。

次の日一行は古代図書館に向かった。
怨霊は以前倒したせいか、全くいなかった。他に前回と違うところは無いと思った。
だが、一つだけ違う事があった。
異変に最初に気づいたのはレオンだった。
「ん?誰か奥にいるぞ?」
「まさか、またあの中立ボスかい?」
「それは無いな・・・」
「え?何でそういえるのさ、優樹」
優樹が答えようとした時、一行の誰でもない声が響いた。
「答えは私がいるからさ」
ひかるとは違う女の声。
「だれだぁお前?」
ヒデが挑発的に尋ねる。
「アンタだね?昨日剣御を瀕死まで追い込んだのは?」
「!?」
ヒデの表情が驚きにゆがむ。
「さてこの先には私に勝たないといけないよ」
「ようするに、あの中立ボスの仲間ってワケだ」
「さぁ!誰が相手になるんだい?」
図書館内には女の声が響いた・・・。
Date: 2003/12/06


第58話―猛攻
剣御「この状況をひっくり返すカードを引いたのさ」
ヒデ「何だと?」
誰がどう見てもヒデの優勢。だが、剣御はそれをひっくり返すカードを引いたという。
剣御「『裁きの使者―ゼリオス』を攻撃表示で召喚し、1枚伏せエンドだ・・・」

裁きの使者―ゼリオス
☆4 天使族 光属性 ATK0 DEF1600
効果:このカードは守備表示でフィールドに存在する事ができない。攻撃表示で1ターンすごした場合、コントローラーはドローフェイズに1枚多くドローできる

ヒデ「ドロー、リバースカードオープン!『守護護符』」

守護護符 装備魔法
効果:このカードは装備後3ターン経過したら破壊される。装備モンスターは魔法・罠カードの効果で破壊されない。装備モンスターを生贄にささげる事はできない。

攻撃力0のモンスターを攻撃表示で出したという事から攻撃宣言で発動する罠とヒデは判断したのだろう。

ヒデ「手札は6枚!『奇怪な魔術師』の攻撃力も2600にアップ!ゼリオスに攻撃!」
剣御「確かに伏せカードは罠カード・・・。だが、そんな装備カードは無意味だ!」
ヒデ「何!?」
剣御「罠カード発動!『魔力転移』」

魔力転移 通常罠カード
効果:相手の攻撃宣言時に発動可能。攻撃モンスターと攻撃対象モンスターの攻撃力をターン終了時まで入れ替える。

ゼリオス攻撃力0→2600

奇怪な魔術師2600→0

ヒデ「ちきしょう・・・直撃か・・・」

ヒデLP5600→3000

ヒデ「2枚伏せ、裏守備を出しエンドだ」
剣御「ドロー、さらにゼリオスの効果で1枚ドロー・・・」
ヒデはまだ、並んだだけだと思っていた・・・だが、それは違っていた。
剣御「ゼリオスを生贄に『処刑神―イグゼルス』を召喚!」

処刑神―イグゼルス
☆8 戦士族 光属性 ATK2000 DEF2000
効果:このカードの攻撃力は相手の手札×500ポイントアップする。このカードが戦闘以外によって破壊されたときこのカードの攻撃力分のダメージを相手に与える。

イグゼルス攻撃力2000→3000

剣御「処刑の邪魔をすればお前に死が訪れる・・・」
ヒデ「おいおい・・・マジかよ・・・」
剣御「素直に処刑されるがいい・・・。イグゼルスで裏守備に攻撃!」
イグゼルスの処刑刀がヒデのモンスターを両断する。
ヒデ「裏守備は『ビックシールドカードナー』・・・」
剣御「1枚伏せ、ターン終了だ」
ヒデ「ドロー・・・」
剣御「ん?どうした?あきらめたか?」
ヒデ「こっちも引かせてもらったぜ!切り札をな!」
剣御「何!?」
ヒデ「リバースカードオープン!」罠モンスター『デビルコア』を特殊召喚!」

罠モンスター デビルコア
☆1 悪魔族 闇属性 ATK0 DEF0
効果:このカードを生贄にして召喚された悪魔族モンスターは永続的に攻撃力が1000ポイントアップする。

ヒデ「さらに、『イリュージョンデビル』を召喚」

イリュージョンデビル
☆3 悪魔族 闇属性 ATK800 DEF1200
効果:このカードの召喚に成功し、かつ相手よりライフが2000以上少なかった場合もう一体手札から同名カードを特殊召喚できる

ヒデ「よってさらに、もう一体召喚!」
剣御「これが切り札か?」
ヒデ「これは準備さ!伏せカード発動!『暗黒の破壊神の儀式』」

ヒデの切り札とは?そしてヒデは切り札で逆転できるのか?
Date: 2003/11/03


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