「このままじゃ30分ぐらいしか持ちこたえれないわ」 ひかるはキーボードに手を走らせつつ言った。 「ちきしょう・・・このまま、ウイルスに感染するのを待てって言うのか!?」 いつになく髑髏印鳳凰が取り乱している。髑髏印鳳凰はまだ壁に手を打ち付けていた。 その手を優樹がとめる。 「あのときのことを悔やんでいるのか?」 「それ以外何を悔やんでいるように見える?」 優樹は唇を噛みしめた。 「いまはヒデが生きていることを信じるしかない」 「・・・・・・・・・」 と、不意にテレビに目をやった凡骨が叫んだ。 「お、おい!ニュースでやってるぞ!」 ひかる以外がテレビのほうをいっせいに向いた。 『今日未明にアルザブ地区で工場らしき建物が爆発しました』 「あのアジトだな」 優樹は髑髏印鳳凰の顔を見てから言った。 『死者は、この工場で働いていたと見られる作業員30名、負傷者は1270名です』 この情報が聞こえた時全員が沈黙にとらわれた。 『そして、検索の結果ここはダークスターズのアジトであることが判明しました。そして指名手配されていた『プリズム』『邪悪帝龍』の遺体が無いことから脱出したのではないかと見ています』 「やつら脱出したのか・・・」 『政府はこの2人に100万ギルダーの報奨金をかけることを決定しました。おそらくこの2人によって作られていたものに関係があると思われます』 「精神操作機器は・・・ヤバイからな・・・・」 『以上で臨時ニュースを終わります』 「あと20分ぐらいしかもたないわ!」 「ちきしょう・・ヒデがいてくれたら・・・」
「どうしましょう。例のアクセスがまだ抵抗を続けております」 「おそらく、オベリスクを手にいれダークスターズを倒すつもりであろう」 「蒼無様・・・どうしましょう」 「どこまで抵抗できるかが見ものだな・・・」 「では・・・」 「そのまま・・放っておけ」 「わかりました」 部下が出た後、蒼無はこうつぶやいた。 「オベリスクは誰にも渡すわけにはいかない・・・ダークスターズにも、他の輩にも・・・」
「ここが犯罪者処罰所か・・・」 一人の男がその前に立っていた。その男に警備兵が近寄る。 「貴様!何の用だ!用が無ければ立ち去れ!」 「用はこれさ」 そういうと男は警備兵の前に何かを投げた。 「こ、これは!?」 「指名手配の2人さ。報奨金は100万ギルダーだったな?」 「ああ、そうだが」 「なら、こいつ等をそっちに引き渡す」 「わかった。協力感謝する」 「いーって気にするなよ。困った時はお互い様だ」 そういって男は報奨金を受け取ると立ち去った。 「さて、急いで戻らないとな・・・」 そういうと男は走り出した。
|
|
Date: 2003/08/02
|
|