小説

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6ターン目 2004/09/14
5ターン目 怒り 2004/06/22
4ターン目 出会い 2004/03/26
3ターン目 ある学生 2004/03/23
2ターン目 敗北の代償 2004/03/22
1ターン目 盗賊 2004/03/22


6ターン目
一方、マサキVS男

こちらではすでに5ターンが経過していた。
マサキの場にはマシュマロンが1体、表側守備表示で存在するのみ。
手札は2枚。
ライフは1600。

対する男の場にはレジェンド・デビル、地獄将軍メフィスト、それにリバースカードが1枚。
手札は3枚。
ライフは6500であった。

圧倒的にマサキは追い詰められていた。
(やはりただのバカだったか・・・)
男はマサキにあきれていた。
初めアルティメットドラゴンを出された時は流石に動揺したが、後先考えずにただ出しただけと気付けば、誰でもあきれてしまうだろう。
「う〜まじぃな〜、どうすっかなーこの状況」
しかし本人は以外にのん気だった。
「私のターンはこれで終わりだ。さあカードを引け」
「うっせえな言われなくても引くぜ」
そう言ってマサキはしぶしぶカードを引いた。
(お、これは・・・)
マサキの顔がいたずらっぽくなった。
「俺は1500ポイントのライフを払い、自立行動ユニットを発動!てめえのサイコ・ショッカーをもらうぜ!」
おとこの墓地からサイコショッカーが復活した。
「ぬ・・・、こんなカードをデッキに入れてるとは・・・」
「驚くのはまだ早いぜ。俺はさらに一撃必殺侍を召喚!こいつで・・・レジェンドデビルに攻撃だ!」
一撃必殺侍が槍を構えレジェンドデビルに突進していった。
「さらに、効果発動!コインを投げて裏表を当て、あってたらそいつを破壊だぜ!」
「何だと!?ギャンブルをするのかこいつ!!」
「俺は頭は悪いが運だけは人一倍良くってな。くじははずさねえ主義なんだよ!!」
マサキがコインを勢い良く投げた。
「表だ!」
「むう・・・」
コインが落ちた。
判定は・・・
「表!!」
一撃必殺侍の槍は巨大化し、レジェンドデビルの体を貫いた。
「っしゃあ!!さらにサイコショッカーもメフィストに攻撃だぜ!!」
男のライフが6900になった。
「ふん、やっと楽しませてくれたようだな」
「勝負はこれからだぜおっさん。俺はリバースカードを1枚セットしてターンエンドだ」
「お、おっさんだと?きさま、許せん!!私のターン、ドロー!!」
(ち、モンスターカードが来ない・・・)
「私はモンスターを守備表示でセット。さらにサイクロンで自立行動ユニットを破壊し、ターンエンドだ」
サイコショッカーが再び墓地に戻った。
「どうしたよおっさん。俺を許さないんじゃなかったのかぁ?」
マサキは完全に調子に乗ってるようだ。
(こいつ・・・殺す)
「俺のターン、ドロー!!」
「トラップカード発動!!はたき落とし!!」
「うえぇ、マジかよ〜、手札ねえのに・・・」
「ふん、ざまあみろ」
男は気が晴れたようだ。が、
「なぁんちゃって♪」
「何!?」
「トラップカード発動!第6感!!」
「な、何だと〜〜〜!?だ、だが当たらなければ手札が無駄に消費されたことに・・・」
「言ったろおっさん。俺は人一倍運がいいってな!!俺は数字の4、それに6を選ぶぜ!!」
サイコロが転がった。二人が沈黙している中サイコロが止まった。
「うっしゃあ!!4枚ドローだぜ!!」
「な、なんと、5、6を選ばずに4、6を選んで・・・、何てやつだ・・・」
男はかなり面食らったらしい。
「俺は一撃侍を生贄にパーシアスを召喚!さらに墓地のワーウルフとアルティメットドラゴンを除外しカオス・ソルジャー〜開闢の使者〜を召喚だぜ!!」
「な、そ、そんなバカなことが・・・!?」
「今現に目の前で起こってるだろ?覚悟しなよおっさん。2体でおさんにダイレクト・・・」
その時、隣のビルから突然炎が舞い上がってきた。
火事だった。


あとがき
いやあ3ヶ月ぶりくらいに久しぶりに書きましたわ。もう忙しくて忙しくてそれどころじゃなかったもんですから(笑)
しかも半分寝ながら書いてたから意味不明なところも多々あるかも・・・(笑)
Date: 2004/09/14


5ターン目 怒り
マリクVS小さい男

「ひとつ言っておきたいことがある。おまえは光の仮面、つまりガウスだな・・・?」

小さい男はにぃっと笑い、顔を隠していたフードを取った。

「そうさ、俺だって良く分かったなマリク。ククク」

「お前の事なんかお見通しだ。それより何故だ?何故お前がそんなところにいる?」

「ふん、人を散々振り回しておいてゴミ箱に投げ捨てたおまえに復讐するためだよ。おまえに協力したら莫大な金がもらえるっていうから協力してやったのに俺の心を操って好き勝手やりやがって。俺はおまえが許せないんだよ!!」

 マリクはガウスから目を反らした。
「仕方がなかったんだ・・・。あの戦いは、遊戯の、アテムのためにもしかたのなかったことなんだ」

「何が仕方ないだ!ふざけるのもいい加減にしろよな!俺からいくぜ!ドロー!」

(くっ、ガウス、いくらでも僕を恨むがいい。それで君の恨みが晴れるなら・・・)

「俺はリバースカードを1枚セットし、さらにナイトメアテーベを召喚!ターンエンドだ」

「僕のターン、ドロー!」
(よし、まずは・・・)

「僕は速攻魔法サイクロン発動!ガウスのリバースカードを破壊!」

「へへ、破壊してくれてありがとよ」

「何!?」

「トラップカード発動!呪われた棺!」

不気味な棺桶から手が伸び、マリクの手札を奪った。

「くっ・・・」

「おまえの場にはモンスターはいねえからな。手札をすててやったぜ」

「僕はモンスターを守備表示でセットしてターンエンドだ」

「おいおい、もう逃げ腰かよマリク、ならこっちから行くぜ。俺のターン、ドロー!ククク、良いカードが来たぜ。マジックカード抹殺の使徒発動!その守備モンスターを除外だ!」

セイントマジシャンはあとかたもなく消え去ってしまった。さらにマリクのデッキからもう1つの魂も消えていった。

(くっ、このままじゃ・・・)

「俺はさらに、白い泥棒を召喚するぜ!2体でマリクにダイレクトアタックだ!」

 マリクはモンスター達にリンチ状態にされ、手札も1枚奪われてしまった。

ライフ5500対8000

「がはっ、ゲホッゲホッ」
マリクは地面にひざを付いてしまった。

「まだまだこんなもんじゃねえぜぇマリク。ククク」

 マリクは手札を見た。

(今の手札の枚数は2枚、か・・・。少々不利だがまだ勝負は始まったばかりだ。こんなところで負けるわけにはいかない!)
Date: 2004/06/22


4ターン目 出会い
 マリクは2人の男を追いかけ、マサキはその3人を追いかけていた。
「おい、ここじゃ人目につく。どこか目立たないところに行くぞ」
「そうだな、なら・・・あの建物の中だ」

 マリク、マサキも彼らに続いてビルの中に入っていった。3人は屋上に着いた。
「クククク。お前が俺達の後をついて来るのは計算通りだったよ。だからお前達のデュエルが終わるまで逃げず、海では殺さないでおいたのさ」
「そんなことは分かっている。お前達の目的が何かは知らない。だが、千年アイテムを・・・なんて返してくれそうもないな。なら・・・」

 マリクのデュエルディスクがスタンバイした。
「俺が勝ったらそれを返してもらうぞ」
「ククク。それは無理な話だ。これはある儀式に・・・」
 その時、3人の耳に鳴り声が聞こえた。
「おまえら何様のつもりだーーー!!!」
見ると、マサキが息を切らしてそこに立っていた。
「な、何だ!?」
「何だぁお前?」
「むっ・・・?」
3人は相当驚いたようだった。
「うるせぇ!それはこっちのセリフだ!おまえら2度もぶつかってきやがってどういうつもりだ!」
「すまない。どうしてもこいつらを追いかけなければならなかったんだ。僕の大切な物を取られたんでね」
そう言ってマリクは2人の男を睨んだ。
「何だと!?それは本当なのか!?」
マサキはすでにぶつかられた事を忘れているようだった。彼の正義感が原因だろう。
「フン。これは私達にとって必要な物。だから取ったまでだ」
「お前達がそれを取って何を・・・」
「ああ〜つまり!!このアホどもをやればいいわけだな!白髪の兄ちゃん!」
「し、白髪って・・・」
「とにかく、協力するぜ」
「!本当か、君!助かる」
「ああ。いいってことよ。それより俺は君なんて名前じゃないぜ。マサキ、安藤 正樹だぜ」
マリクがふっと笑った。
「分かったよマサキ。僕の名前はマリク。よろしくな」
「ああ、まかしときな。じゃあいくぜ!」
「フフ、おもしろい。ならこいつの相手は私がしよう」
やせっぽちといた男がマサキの方に顔を向けた。
「へへへ。じゃあ俺はマリクの相手をするぜ」
やせっぽちがマリクを指差した。
「ところで君、強いのかい?」
マリクが少し心配そうにマサキを見た。
「ま、学校じゃベスト20くらいだな」
(・・・心配だ)
マリクは心からそう思った。

マサキVS男
「いくぜ、俺からだ!」
(フン。どれ程私を楽しませてくれるか見せてもらうとするか)
「俺はデビルフランケンを召喚し、5000ライフを払い、アルティメットドラゴンを特殊召喚だぜ!ターンエンドだ!」

ライフ3000対8000

(何い!?リバースカードもなしにデビルフランケンを出すだと!?何か策があるというのか!)
(へっへ〜。どうだ、いきなり攻撃力4500のモンスターを召喚してやったぜ)
どうやら策はないらしい。
「私のターン、ドロー!」
(ぬう、うかつには行動はできんな・・・)
やはり男はマサキの単細胞に気づいていなかった。

あとがき
何か今回はくそつまらないですね〜。どうも眠いんですよ、すいません(じゃあ書くな)。しかし次はいい小説を書いて見せます!次の更新を待ってください。
Date: 2004/03/26


3ターン目 ある学生
 マリクは2人の縄をほどき、やせっぽちを追った。
(一体何だったんだあれは?人間があんなふうになってしまうなんて・・・)
 マリクは町に出て、例の者を探した。
(・・・ここにはもういないのか・・・?だとするとすでに・・・)
 そう直感したマリクは海に出た。案の定、でかい袋を持ったやせっぽちが、モーターボートで逃げるところであった。
「そうは行くか!」
 浜辺に隠しておいたモーターボートにマリクは乗った。

− そして5分後 −

「くっ何てことだ!まさかまだ仲間がいたとは・・・」
 ボートにはもう一人乗ってる男がいた。その男はマシンガンを取り出し、マリクの船へ集中攻撃していた。
「だがその程度の腕で僕に当てようなんて100年早い!」
 マリクは巧みに彼の攻撃をかわしていた。

− さらに4時間後 −
「そろそろ燃料切れだな。だがそれはあっちも同じはず。このまま行けば奴らは沖縄に上陸する・・・!」


 一方、ここは沖縄のとある市。たくさんの旅行者がここでお土産を買っていく。そしてそこに、修学旅行中の少年がいた。
「う〜ん、やっぱりこれか?いや、このちんすこうも捨てがたいな・・・」
 そこへ一人の少女が彼をどなりつけた。
「もう、マサキ!いつまでお土産選んでるのよ!もう1時間もかかってるじゃないのよ!」
 するとマサキという少年が嫌そうに少女の方を見た。
「うっせえな。こっちは金払うんだからつべこべ言われる筋合いなんてねえだろ」
「でも周りの人に迷惑よ。少しは人のこと考えなさいよ」
 実際二人の声は人に迷惑だった。
「へいへい、分かりましたよ」
 そう言ってマサキは山済みのお土産をレジにどさっと置いた。
「ちょっ、ちょっと待ってよ。あんたこんなに買うの?」
 マサキがウインクした。
「ったりめえだろ?沖縄なんてそうめったに来れるところじゃねえからな。これくらいは買っとかないとな」
「でもこれ飛行機の中にどうやって入れるのよ。大丈夫なの?」
「へーきへーき!何とかなるって」
 この少々単細胞な少年の名は安藤 正樹。運動神経が良く、明るい性格なので、みんなからは人気がある。ただ、勉強は全く駄目で、毎回テストは赤点だらけなので、成績がかなり危ういところがある。
 実際彼は留年宣告を受けたのだが、彼の学校の女生徒に痴漢をした男を捕らえたことで、それは帳消しになった。彼は築いていないが、勇気があり、正義感があるところが、彼の何よりもいいところであるのだ。
 そして、マサキを怒鳴り続けてたこの少女の名は、佐藤 理恵。マサキと彼女は幼なじみで、小さい頃からよくいっしょに遊んでいた。成績は彼と正反対で、学年でトップを毎回キープしていた。彼女と同じ高校にマサキが入れたことは、奇跡に他ならなった。
 ちなみに、彼女は容姿も美しく、学校のアイドルでもあった。彼女にアタックして粉砕された男達は数知れない。
 先ほどマサキは痴漢を捕まえたと書いたが、その時に助けた少女が理恵であった。その時から理恵はマサキに会うたびに心が揺れ動くのであった。
 店を出て、2人はまだ口喧嘩をしていた。すると、後ろから声が聞こえてきた。
「どけどけどけ!」
 袋を担いだ男と、やせっぽちがこちらに向かって走ってきていた。
「な、何だ!?」
 マサキはその言葉を言うか言い終わらないうちに、地面に衝突してしまった。周りにお土産が散らかった。
「くっそ〜あんのやろ〜」
 マサキは起き上がり、追いかけようとした。すると再びマサキは地面に衝突した。
「おい!何だってんだよ!!」
 どうやらぶつかったのは少年のようだった。
「う・・・、てて、すまない」
 そう言って少年は走って行った。
「くっそ〜、あいつら許さね〜」
 彼らに続き、マサキも後を追いかけた。
「ちょっちょっと〜、これどうするのよー!!ねー、マサキーー!!」
「悪い、理恵、しばらくその荷物預かっててくれよな。すぐ戻るからな!」
「そんな〜、こんなか弱い乙女にこんな物全部持てるわけないでしょー!それに私買い物まだなのに〜〜」
 しかしその声はマサキには届いてはいなかった。

あとがき
たのんますから感想書いてくださいよ〜。本当にいい小説書きたいのでアドバイス欲しいんですよー。そしたらそちらの小説も読みますよぉ〜。
Date: 2004/03/23


2ターン目 敗北の代償
「僕からいかせてもらう・・・ドロー」
(姉さん、リシド、待っててくれ)
「ぐふふ、さあ早くしろよ〜」
「黙れ。僕はモンスターを守備表示!ターンエンド」
「ぐふぐふ。何だそれだけか。浅はかなやつめ。俺様はブラッドヴォルスを召喚!そのモンスターを切り裂けぇ。ゲハハハ!」
 破壊したのは見習い魔術師だった。
「何だそのよわっちいカードは?まるでおまえみたいじゃねえか。ガハハハハ!」
「俺はデッキからさらに見習い魔術師を守備表示でセットする」
「あン?おいおまえ、何か言ったらどうなんだよ、おい!」
「お前のターンは終わりか、終わりじゃないのか?」
「ちっ、終わりだ。早くカードを引きやがれ」
「ドロー。俺は熟練の黒魔術師を召喚!さらに見習い魔術師を攻撃表示に変更!見習い魔術師の効果発動!魔力を熟練の黒魔術師に与える!」
 熟練の黒魔術師の宝玉のひとつがひとつ輝いた。
「それがなんだってんだ?おまえよ?」
「さらに、死者への手向けを発動!手札のキラースネークを捨て、ブラッドヴォルス破壊!」
 熟練の黒魔術師の2つ目の宝玉が光った。
「ぬうう!俺様のブラッド・ヴォルスを・・・」
「まだだ!手札抹殺発動!」
「だからそれがどうし・・・」
 太っちょは熟練の黒魔術師の全身が輝いてるのに気付いた。
「な・・・これは一体・・・?」
 マリクがふっと笑った。
「馬鹿なおまえは何も気付いてなかったんだな。熟練の黒魔術師
の宝玉が3つ輝いた時、こいつは真の黒魔術師になる資格を得る!」
「な、資格だとお!?」
「見せてやる。いでよ、ブラック・マジシャン!」
 熟練の黒魔術師は進化し、ブラック・マジシャンとなった!
(遊戯、このカードは大切にするよ・・・)
 このカードはあのデュエルのあと、遊戯がマリクに託した物だった。
「僕が、このカードを持ってると、何か、アテムのこと思い出して、寂しくなっちゃうから、君に預かっててもらいたいんだ」
 そう言われて、マリクはブラック・マジシャンを遊戯から預かったのだった。
「ブラック・マジシャン、ダイレクトアタックだ!」
 ブラック・マジシャンのブラック・マジックが太っちょにダメージを与えた。

ライフ8000対5500

「ぐううぞおおおお!!」
「僕のターンはこれで終了だ」
「俺のダーン、ドロー!!」
 太っちょは完全にキレていた。
「俺はマハーヴァイロを召喚!!団結の力と魔導師の力、それを装備!!ブラック・マジシャンに攻撃!!」
 マハー・ヴァイロの圧倒的な力の前に、ブラック・マジシャンは倒れた。

 ライフ6150対5500

 マリクは太っちょを睨んだ。
「ぐふふー。あーすっきりしたぜ〜。俺のターンは終了だぜ〜」
「貴様、僕を本気で怒らせたようだな。ドロー。悪いがこれで決着を付けさせてもらう!マジックカード強奪発動!さらに魔導戦士ブレイカー召喚!」
「な、何だと〜〜〜!!??」
「これで終わりだ。奴に一斉攻撃だ!!」

 ライフ6150対0
 マリクの勝利だ。

「な、・・・バカな・・・」
「さあ、話してもらおうか、お前達の目的・・・」
 マリクは思わずゾっとしてしまった。太っちょの体が水分を取られたように、体がゾンビのようにやせていったのである。マリクはその場から動けなかった。太っちょは骨になり、砂と化して風に飛ばされてしまった。

あとがき
ふとっちょ死んでしまいました。え、どうしてかって?それは教えられませんな〜企業秘密ですから(ぇ。とりあえず今日は2話分書いちゃいましたが流石に疲れました。早く主人公出したい・・・。
Date: 2004/03/22


1ターン目 盗賊
「う、・・・朝、か・・・」
 高級なベッドで心地よい気分で寝ていた少年は、日の光を浴びて、目を覚ました。
(・・・まるで夢のようだな)
 彼の顔には悲しい表情が見えた。彼の名はマリク。彼と遊戯達は一週間前、もう一人の遊戯、すなわちアテムと別れた。アテムどこか遠くへ、そう、人がいくことのできない世界へと旅立って行った。遊戯達はもちろん、マリクもアテムと別れるのはつらかっただろう。
 あの聖なる決闘のあと、神殿は崩れ千年アイテムはがれきの下となったが、誰かが掘り出し悪用されるとまた何が起こるかわからないので、マリクは千年アイテムを全て回収した。
 今、それらは、王家の墓で守られている。念のためマリクは千年アイテムの監視を続けていた。
「どうやら、今日も流石に入る奴はいないな・・・」
と、その時、わずか一瞬であったが、人の影がマリクが降りてきた反対の階段を上るのを見た。
(侵入者だ!!)
 マリクは急いでその後を追った。するとあちらもそれに気付いたらしく、慌てて逃げた。
「待て!」
一人は袋をかついでいる、太ったやつだ。もう一人の方はやせっぽちで、何も持っていなかった。
「まさか・・・すでに・・・」
 マリクの感は的中した。
袋からは千年パズルと思われる形がでっぱっていたからである。「千年アイテムを返せ!」
 外に出た所で、その二人は足を止めた。
「おい、俺はこいつをぶち殺すから、てめえはこれをもって逃げな」
「ああ、分かったよ兄貴」
 そう言ってやせっぽちは逃げ出した。
「逃がさない!」
 マリクは追いかけようとした。だが、油断したスキに、太っちょからみぞおちに膝蹴りを喰らってしまい、マリクは崩れ落ちた。
「・・・がはぁっ!」
 マリクは少し血を吐いた。
「ぐふふふ。貴様の相手はこの俺様だぜ?よそ見するなよ〜」
 マリクはキッと太っちょを睨んだ。
「くっ、おまえら、一体あれを使ってどうするつもりなんだ?売却か?それとも・・・ぐっ」
 どうやら予想以上にマリクのダメージは大きかったらしい。
「ぐふふふ。誰がおまえのようなチビにそんなこと教えるかよ。それよりデュエルだ、デュエル」
「・・・おまえと遊んでる暇はない。そこをどくんだ!」
「いいのかぁ?そんなこと言っちまって」
 そう言うと物陰から縄で縛られた2人の人間を引っ張り出した。
「姉さん!リシド!」
 2人は暴行を加えられたらしく、傷だらけであった。しかも今は喋る気力さえない様子だった。
「貴様・・・許さない」
「ぐふふ。やっとやる気になってくれたか」
「だが僕が勝ったら、全部教えてもらうぞ」
「ぐふふ。気が向いたら考えといてやろう」
「教える気、ゼロ、って感じだな。だが借りは必ず返す・・・!」

あとがき
やぁっと1話目終わりました(フー)。前から少しずつ考えていたのですが結構大変でした。主人公はあと2、3話で出て来ます。さあどんな奴何でしょうね?期待しといてくださいw
Date: 2004/03/22


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