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願い事

                                       取り戻すと誓った、たとえ、すべてを投げうっても・・・・・・
相互リンク
タイトル 作者 感想
>決☆闘☆王〜JUST DUEL〜 ひな様 ひな様の書いてらっしゃる小説です。ユニークなキャラやオリカが多く、また、鬼などの人外の存在なども多く登場するので楽しめる物語です。まだ始まったばかりなのでぜひ呼んでみてください。
>Nothing Venture.Nothing gain ファラオ様 ファラオ様の2作目です。王道ラブコメ要素とシリアスな場面の使いこなしがすばらしく、読んでいてどんどん引き込まれます。まだ始まったばかりなので読むなら今です。
>Cursed Doom 青眼様 青眼様の2作目の短編小説です。まだ始まったばかりなのですが今回はモンスターが実体化するようなので今後の展開にかなり期待できます。
>遊戯戦闘記〜時空物語〜 のばら様 文章の組み立てがすばらしく、カードの効果の表現方法もうまく、とても読みやすいです。また、決闘の展開や、その間に入る物語などもこっており、決闘とは別に、魔法などの設定もあるので決闘以外の部分も楽しめます。必見です。
>Again and Again GENMA様 GENMA様の2作目です。これもマガジンで人気連載中のエアギアをベースにした物語で、かつて無敗のリーダーだった主人公が、再び頂点を目指す様を描いた物語で個人的にかなりお気に入りです。
>Dream World カズト様 事故にあったことが原因で不思議な世界へと流れ着いてしまった主人公の七草 リュウカは、同じくこの世界に流れ着いていた兄を探すたびに出る。このサイトでかなりの人気を誇る小説です。現在100話を超えている大作です。ぜひ一度読んでみてください。
>精霊戦争 新装版 prism様 ここのサイトの小説の中で個人的に一番好きな小説です。精霊という特殊なカードが多数登場し、小説内での人間ドラマや王道のラブコメ要素も入っているのでお勧めの一品です。ここのサイトに来たからには一度は読むべきだと強く勧めます。
>魔法伝説〜Magical Legend〜 完全版 GENMA様 マガジンで人気連載中のネギまをベースとした小説で、ストーリー、決闘共にかなり充実しています。また、女キャラが他に類を見ないくらい多く、結構新鮮な感じがします。読んでみて損は絶対にありません。
>真世界を握るカード 青眼様 新たに改装された世界を握るカードです。以前と違い、始めから登場するキャラが多く、展開も違ったものになっています。そして何より最大の違いは主人公がふたりいることでしょう。まだ始まったばかりなので旧版を読んでなかった人も呼んでみることをお勧めします。
天津五柱神 yamato様 ゲームの世界に閉じ込められてしまった20人の生徒たち、彼らが生きて帰ることを目標に冒険していく様が面白おかしく描かれています。また、共鳴やライフ変動などに独自のルールが練りこまれており、かなり考えられていることが伺われます。見て損はありません。
遊戯王小説大賞2004

ACT50:折れない闘志 2004/05/28
ACT49:武器精霊 2004/05/27
ACT48:影で蠢くもの 2004/05/25
ACT47:届かない声 2004/05/25


ACT50:折れない闘志
戒淵のガーディアンデッキのパワーに対してリディアはエルフデッキの持ち味、コンボ攻撃を仕掛けた。
しかし戒淵はそれすらも容易く交わしてしまったのだ。
リディアの戦術は通用しないのか・・・・・・

リディアLP5900手札3枚
戒淵LP7800手札3枚

「フフフ、その程度の単純な戦術では、我のガーディアンデッキを打ち崩すことはできんぞ」
余裕と自信に満ちた戒淵の声、それに対してリディアはただ唇をかみ締めるだけだった。
「・・・・ターン終了」
結局有効な戦術を思いつかないままリディアはターンを明け渡した。
場の状況はリディアの場に攻撃表示のエルフの皇帝とエルフの司令官、戒淵の場には守備表示のアームズスフィアが1体のみ、場の状況を見ればリディアが有利だがライフポイントの差がどちらが有利かを物語っている。

エルフの司令官 地属性 ☆4 戦士族:効果
ATK1000 DEF1500
このカードはフィールドに1体しか存在できない、このカードが表側表示で出ている限り自分の場のエルフと名のつくモンスターはすべて攻撃力が500ポイントアップする。

エルフの皇帝 光属性 ☆5 戦士族:効果
ATK1900 DEF1600
このカードが表側表示で存在する限り自分の場に出ているエルフと名のつくモンスターはすべて攻撃力が400ポイントアップする。このカード以外にエルフと名のつくカードが存在する場合、相手はこのカードを攻撃できない。

アームズスフィア 闇属性 ☆4 魔法使い族:効果
ATK0 DEF2200
自分のドローフェイズに、カードをドローする代わりにデッキから装備魔法カードを1枚、手札に加えることを選んでもよい。
このカードが戦闘で破壊された場合、代わりにこのカードに装備されている装備魔法カードを1枚破壊してもよい。

「我のターンだな、我はアームズスフィアの効果を使用し、デッキから静寂のロッド―ケーストを手札に加える」
アームズスフィアの体が光だし戒淵のデッキから装備魔法カードが1枚、手札へと舞い込んだ。
「そして今手札に加えた静寂のロッド―ケーストをアームズスフィアに装備させる」
アームズスフィアの周りを1本の杖が漂い出した。
やはりその杖も球体の周りを回るようにして漂っている。

アームズスフィア守備力2200→2700

「でもその程度の守備力なら今の私のエルフの皇帝の攻撃力なら簡単に撃破できるわ」
リディアの声に答えるように戒淵は口の端を吊り上げた。
「それはどうかな?我はガーディアン・ケーストを召喚する」
現れたのは静謐な印象を与える穏やかな表情をした人魚だった。
「?そんなカードじゃ私のエルフたちは・・・」
「まあ黙って見ているがいい」
リディアの話の途中をさえぎるように戒淵はいった。
「我はさらに重力の斧―グラーフをアームズスフィアに装備させる」
球体の周りを巨大な斧が漂い始めた。さらに変化はリディアの場にも現れた。
リディアの場のモンスターたちが身動きひとつできなくなっているのだ。
「これは一体・・・?」
「重力の斧―グラーフが場に出ている限り、貴公の場のモンスターたちは表示形式を変更することができん。重力の洗礼を受けるのだな」
「・・・・・ッ!」

アームズスフィア攻撃力0→500

「さらに!我は手札よりガーディアン・グラールを特殊召喚する!」
「え!?」
驚愕のリディア、そんな彼女をよそに戒淵のフィールドに重量級のガーディアンが召喚された。
その巨人のような体躯はまさに斧の武器精霊にふさわしかった。
「どうして!?何で召喚できるの!?」
「ガーディアン・グラールの特殊能力だ」
「特殊能力?」
「ガーディアン・グラールは手札にこのカード1枚しか存在しないとき、手札から特殊召喚することができるのだ」
「そんな・・・・・」
意気消沈とするリディア、だが戒淵はお構いなしとガーディアン・グラールに攻撃命令を下す。
「ガーディアン・グラールよ、エルフの司令官に攻撃!」
ガーディアン・グラールがその巨躯をもろともしない俊敏さでエルフの司令官へとつめより、その巨大な斧を一閃させた。
横なぎのその一撃を受けて、エルフの司令官は体を真っ二つにされて消滅してしまった。
「くぅ・・・・・ッ!」

リディアLP5900→5300手札3枚
戒淵LP7800手札0枚

超過ダメージがリディアを襲う、さらにエルフの司令官が破壊されたことにより、彼の士気向上能力が無くなり場のモンスターの攻撃力がダウンした。

エルフの皇帝攻撃力2800→2300

「我はこれでターンエンドだ」
「私のターン!ドロー!」
一瞬でも臆した自分を断ち切るかのようにリディアは気合と共にカードをドローした。
果たしていいカードが引けたのだろうか?
「私はモンスターをセットしてターンエンド!」
どうやらいいカードは引けなかったようだ。おそらく時間稼ぎの壁だろう。
「我のターン、ドロー。ほう・・・・我はモンスターをセットし、ガーディアン・グラールでエルフの皇帝を攻撃する」
グラールが再びその巨躯を持ってリディアのモンスターへと迫っていった。
斧の一撃が下り、エルフの皇帝はなすすべなく倒されてしまった。

リディアLP5300→5100手札3枚
戒淵LP7800手札0枚

「ターンエンドだ」
「私のターン!ドロー!」
引いたカードを確認、そしてそのままターンを終了した。
リバースも何も無し、このままではやられてしまうというのに彼女は一体何を考えているのだろう?
(今は手札を温存しておかなくちゃ、これは賭けね。おそらく彼がセットしているモンスターはあれだろうけどもし外れたら私に勝機はほとんどなくなる)
「我のターン!アームズスフィアの効果を発動しデッキから沈黙の大鎌―ヴェルハルトを手札に加える」
「・・・・(やっぱりあの伏せカードは)」
「そして守備モンスターを反転召喚、ウェポンサモナー!リバース効果を発動しデッキからガーディアン・ヴェルハルトを手札に加える!」
(・・・・来る!)
「いくぞ!沈黙の大鎌―ヴェルハルトをアームズスフィアに装備さる!」

沈黙の大鎌―ヴェルハルト:装備魔法
装備モンスターの攻撃力を700ポイントアップする。また、このカードが場に出ている限り、相手プレイヤーは1ターンに1枚しか魔法カードを使用できない

アームズスフィア攻撃力500→1200

「そして!見るがいい!我が切り札を!場に出ているガーディアン・ケーストとウェポンサモナーを生贄にささげ、ガーディアン・ヴェルハルト召喚!」

現れたのは、ところどころベルトで縛られた黒い外套に身を包み、全身に包帯のような布を巻いた死神だった。
死神は全身のいたるところに包帯を巻いていたがただ一箇所、その真紅に輝く両目だけが表面に見えており、その両目がリディアを冷たく見下ろしていた。
死神が横に手を広げるとアームズスフィアの周りを回っていた沈黙の大鎌―ヴェルハルトが球体の回りかなはなれ、死神の手に収まった。

ガーディアン・ヴェルハルト 闇属性 ☆8 悪魔族:効果
ATK??? DEF???
このカードは自分の場に沈黙の大鎌―ヴェルハルトが存在しなければ召喚、反転召喚、特殊召喚できない。
このカードが召喚、反転召喚、特殊召喚に成功したとき、自分の場モンスターを好きなだけ生贄にささげる。
生贄にささげたモンスターのもともとの総攻撃力と総守備力が、このカードの攻撃力と守備力になる。
このカードが戦闘で破壊した相手モンスターの効果を無効化する。

「このカードの攻撃力と守備力はこのカードの召喚時に生贄に捧げたモンスターたちの合計攻撃力と合計守備力になる。よってこの度のガーディアン・ヴェルハルトの攻撃力は2600、守備力は3400となる。さらに自身の効果によって沈黙の大鎌―ヴェルハルトをこのカードの装備させる」

ガーディアン・ヴェルハルト攻撃力2600→3300守備力3400

「覚悟はいいか?まずはガーディアン・グラールで邪魔者を打ち払っておこう。ガーディアン・グラールよ、守備モンスターに攻撃!」
巨躯の武器精霊が斧を掲げて襲い掛かる。
だが標的にされたモンスターはその攻撃を華麗にかわした。
「む!?」
「残念だったわね!守備モンスターは翻弄するエルフの剣士よ!そんな大振りの攻撃じゃ、私の剣士は倒せないわよ?」
「ぬぅ・・・・・まさか貴公、我が上級モンスターを召喚してくることを読んで、そのカードのみを壁にしていたのか?」
「半分は賭けだったけどね、あなたがモンスターをセットしたときの表情を見て、上級ガーディアンを召喚するためのもの、つまりガーディアン専用のサーチモンスター、ウェポンサモナーじゃないかって思ったのよ」
「・・・見事、敵ながら天晴れな読みだ」
「戒淵さん、私はまだ負けないよ!」
リディアの闘志はまだ、折れてはいなかった。


あとがき
ツキ「ガーディアンはオリカ考えるの難しいですね」
リディア「そんなデッキにするからよ」
ツキ「でも一度やってみたかったんですよ、ガーディアンデッキ」
リディア「それよりさ、私今ピンチなんだけど」
ツキ「そうですね、もう終始押されっぱなしですね」
リディア「そうそう、何で私ばっかりこんなに押されてるの?」
ツキ「それはあなたが未熟だからです」
リディア「ひっどーい」
ツキ「事実ですよ」
ジン「おらぁー!リディアに何しやがる!」
突然乱入するジン、そしてその刀が作者の体を切り裂く!
ツキ「ぎゃぁぁぁぁぁ!」
血しぶきを上げて倒れ伏す作者!ジンが刀を納める
ジン「成敗!」
ツキ「なんで・・・・こんな・・・・目に・・・・・」
Date: 2004/05/28


ACT49:武器精霊
死鬼天最後の一人、戒淵とリディアとの決闘が始まる。
リディアのエルフデッキに対して戒淵はどのような戦術を繰り出してくるのだろうか。


「我の先行だな、ドロー!モンスターをセットし、ターンエンドだ」
リバースも何も無し、やや無用心な戦術のようにも思える。
「私のターン!ドロー!」
引いたカードはヂェミナイ・エルフ、彼女のエルフデッキの主力モンスターだ。
すかさず召喚し攻撃態勢に移る。
「いっけぇー!ヂェミナイ・エルフ!」
リディアの檄が飛び双子のエルフが戒淵の守備モンスターへと迫る。
「甘いな、守備モンスターはアームズズフィア、その程度の攻撃ではびくともせんよ」
双子のエルフの魔法攻撃を弾き飛ばしたのは宙に浮く紫色の球体だった。その周りには稲妻のようなものが飛び交っている。

アームズスフィア 闇属性 ☆4 魔法使い族:効果
ATK0 DEF2200
自分のドローフェイズに、カードをドローする代わりにデッキから装備魔法カードを1枚、手札に加えることを選んでもよい。
このカードが戦闘で破壊された場合、代わりにこのカードに装備されている装備魔法カードを1枚破壊してもよい。

守備力2200、反射ダメージ300ポイントがリディアのライフから引かれた。
「私はカードを1枚セットしてターンエンド」

リディアLP8000→7700手札4枚
戒淵LP8000手札5枚

「我のターンだな、ドローフェイズにアームズスフィアの効果を発動し流星の弓―シールを手札に加える」
流星の弓―シール、装備モンスターの攻撃力を1000ポイントダウンさせる代わりにダイレクトアタックを可能にする装備魔法だ。
だがこのカードは他にもっと大きな意味を持っていた。
「そして流星の弓―シールを貴公のモンスター、ヂェミナイ・エルフに装備させる」
双子のエルフたちに一本の弓が投げかけられる。二人のエルフは困惑し、使いづらそうに顔をしかめた。

ヂェミナイ・エルフ攻撃力1900→900


「行くぞ、ガーディアン・シールを召喚、そしてヂェミナイエルフに攻撃!」
現れたのは虎の面を持つガーディアン、シールだった。
シールは手にした弓を射て、リディアのヂェミナイ・エルフを破壊した。
「ガーディアンモンスター。確かにあなたなら使っていてもおかしくないわね・・・・」
ガーディアンモンスター、彼らはある特定の武器に宿る精霊のような存在だ。自らが宿りし武器が無ければ姿を現すことができないがひとたび姿を現せばその強大な力を存分に振るってくれるだろう。
だがガーディアンたちは他のカードたちとは違う。
ガーディアンは己の認めたものにしか従わない。
無理に召喚しようものなら呼び出したガーディアンに殺されてしまうだろう。
ゆえに彼らは使い手を選びしカードとしていつしか武器精霊と呼ばれるようになったのだ。
戒淵のようなものだからこそ、ガーディアンたちも付き従っているのかもしれない。
「さよう、わが武器精霊たちの力、存分に味わうがいい」
「でも私だって、ただやられてるわけにはいかない!リバースカードオープン!魂の綱!」
翻ったリバースは朽ち果てていった者たちの想いを伝える絆の綱、その綱に導かれ、リディアの場に新たなモンスターが召喚される。
「私はこのカードの効果でデッキからエルフの司令官を特殊召喚!さらに司令官が特殊召喚されたことで手札から疾風のエルヴンジャッカルを特殊召喚!」
「む!?」
「疾風のエルヴンジャッカルはね、私の場にモンスターが特殊召喚されたとき、それがエルフモンスターだった場合相手ターンでも特殊召喚することができるのよ」
「なんと、見事なコンボだ」

エルフの司令官 地属性 ☆4 戦士族:効果
ATK1000 DEF1500
このカードはフィールドに1体しか存在できない、このカードが表側表示で出ている限り自分の場のエルフと名のつくモンスターはすべて攻撃力が500ポイントアップする。

疾風のエルヴンジャッカル 風属性 ☆3 獣族:効果
ATK1200 DEF800
自分の場にモンスターが特殊召喚されたとき、手札からこのカードを特殊召喚することができる。
また、特殊召喚されたモンスターがエルフと名のつくモンスターだった場合、このカードは相手ターンでも特殊召喚できる。

リディアLP7700→5900手札3枚
戒淵LP8000手札4枚

「さらにエルフの司令官の効果で私の場のエルフの攻撃力がアップする」
エルフの司令官の激励を受け、エルフたちの士気が向上する。

エルフの司令官攻撃力1000→1500

「我はカードを1枚セットし、ターンエンドだ」
「私のターン!ドロー!」
引いたカードを見てリディアの表情が変わる。
「いくよ!疾風のエルヴンジャッカルを生贄にささげて、エルフの皇帝召喚!」
リディアの場にエルフたちの国を治めし若き皇帝が現れた。
そのカードは緑の髪に、緑の瞳、右手には光り輝く宝剣が、左手には強固なる盾が握られていた。
「エルフの皇帝の激励能力発動!」
エルフたちを束ねし若き皇帝がその手に持った黄金の剣を天へと掲げた。
皇帝の激励にこたえ、エルフたちの士気が向上する。

エルフの皇帝 光属性 ☆5 戦士族:効果
ATK1900 DEF1600
このカードが表側表示で存在する限り自分の場に出ているエルフと名のつくモンスターはすべて攻撃力が400ポイントアップする。このカード以外にエルフと名のつくカードが存在する場合、相手はこのカードを攻撃できない。

エルフの皇帝攻撃力1900→2800
エルフの司令官攻撃力1500→1900

「これで私のモンスターはあなたのモンスターたちの能力値を上回った!いっけぇー!私のエルフたち!」
主の命を受け、エルフたちがいっせいに戒淵のモンスターたちに向かって突撃していく。
「ふむ、ガーディアン・シールはともかくアームズスフィアが破壊されるのは困るな。あれは我がデッキの要、失うわけにはいかぬ、リバースカードオープン!疾風の二刀剣!」
「え!?」
戒淵のリバースカードが翻る。次の瞬間、アームズスフィアは淡い光のヴェールに包まれた。
だがおかしなことがある。
「どうして?何で装備魔法が相手ターンに発動できるのよ・・・・?」
そう、戒淵が発動したカードは速攻魔法でも罠でもなく装備魔法なのだ。通常、装備魔法と通常魔法は相手ターンには発動できないはずなのだ。
「そう、通常ならば装備魔法はたとえ伏せていても相手ターンには発動できぬ。だがこのカード、疾風の二刀剣はその数少ない例外なのだ」

疾風の二刀剣:装備魔法
このカードは速攻魔法のように扱うことができる。
装備モンスターの攻撃力を300ポイントアップさせる。

アームズスフィア攻撃力0→300

突如アームズスフィアの周りに一組の双剣が現れた。
それはアームズスフィアの周りをふわふわと漂いながら周っていた。
エルフの皇帝がそれにかまわずに斬りかかるが周りを漂っていた双剣に阻まれた。
双剣は破壊されたがアームズスフィアはまったくの無傷だった。
その後エルフの司令官が魔法攻撃でシールを破壊したがそれはあくまでおまけだった。
本命はこれ以上ガーディアンが増える前に装備魔法の充電の要にあるアームズスフィアを破壊しておきたかったのだ。
戒淵もそれを知っていてアームズスフィアを守るカードを伏せておいたのだ。

リディアLP5900手札3枚
戒淵LP8000→7800手札3枚

「この攻防、まずは我の勝ちといったところかな?」
「・・・・・・ッ!」
リディアの精神に、動揺が走る。


今回あとがきはお休みです。
Date: 2004/05/27


ACT48:影で蠢くもの
クロノが立ち去ってから少しした後、マリアの部屋に何者かが現れた。
「やれやれ、せっかくロアの新しい遊び道具を見に来たっていうのに、このままじゃもう潰されそうじゃないか・・・・・」
呟く声はまだ幼さの残る少年のようだった。
「おや?」
ふと、自らの足元に倒れ伏しているマリアに気づく。
しばらくじっと見つめていると。
「・・・・・ぁ・・・・はぁ・・・・・・・・・ぅ・・・うぅ・・・」
なんという生命力だろう。ほとんど虫の息ながらも彼女はまだ、生きていたのだ。
「へぇ、まだ生きているんだ・・・・見たとこのヴァンパイアのようだけど・・・・・」
しばらくして突然その影は手を叩いた。
「そうだ、いいことを思いついたよ、ロアの奴だけおもちゃがあるっていうのも不公平だもんね」
そう言うと影はおもむろに自らの手首をさらした。
その影の口が開く。そこからこぼれるのは犬歯にしては以上に鋭い牙、影はその牙をさらした手首へと近づけ・・・・・・
飛び散る鮮血、なんと、その影は自らの手首を噛み切ったのだ。
鮮血は足元のマリアにも降り注いだ。
そのうちの何滴かは彼女の顔、それも口の近くへと付着した。
血はそのまま彼女の口へと降りていく・・・
マリアの喉が動いた。くびり、という音と共にマリアの口内に血の味が広がる。すると先ほどの決闘で負った傷という傷がみるみるうちに再生していった。
「・・・・・ぅ・・・・」
声を漏らすマリア、だが先ほどのような苦しげなうめきは無い。
「おめでとう、気分はどうだい?僕の新しい従属よ」
影は、汚れの無い声で満足げに言った。





そこはえらく殺風景は部屋だった。
どこかの道場のように綺麗に手入れが行き届いた木の床と壁、ひどく広々としているがひどく落ち着かせる雰囲気をかもし出していた。
「ずいぶんと、さっぱりとした部屋ね」
その部屋で対峙している二人のうちの一人、リディアが口を開いた。おそらく彼女の正直な感想なのだろう。
「うむ、戦士たるものに無粋な飾りなどいらん。研ぎ澄まされた刃に余計なものを加えてはかえって刀本来の美しさが失われるのと同じこと」
つまり余計は飾りをしては部屋本来の魅力が失われるといいたいのだろう。
対峙しているもう一人、長身の左目に刀傷がある男が言った。
その声はとても重々しく、戦士としての貫禄を十分に引き出していた。
「さあ試合おうぞ、その幼き身でここまで来た貴公に敬意を表し、この戒淵(かいえん)、全身全霊を持って相手をしよう」
男、戒淵の体からすさまじい闘気が放出される。
だがリディアはひるまずにデッキを構える!
「私だって負けるわけにはいかないの!そこは通してもらうわよ!」
リディアと戒淵、両者のデッキから、初手となる5枚のカードが引き抜かれる。
一瞬の間
「決闘!」
闘気が嵐となって吹き荒れた。


あとがき
次はリディアの決闘です。
Date: 2004/05/25


ACT47:届かない声
吸血衝動の恩恵を受け、プレイング、引き運が飛躍的に上昇したマリアの攻撃で、形成はあっという間にマリアへと傾いた。
クロノに逆転のすべはあるのだろうか・・・・・・

クロノLP3100手札5枚
マリアLP5300手札1枚

「僕のターンですね。ドローします」
カードをドローするクロノ、だが引いたカードと手札を見渡しても限りなく不死に近い体を持つヴァンパイア・カオスを倒す手段が思いつかない。
ここで少し場の状況を整理してみよう。
クロノの場には守備表示の墓守の暗殺者が1枚のみ。
マリアの場には攻撃表示のヴァンパイア・カオスと月の書の効果で裏側守備表示となったサーヴァント・タイガー、そして発動中の永続魔法、ミイラの呼び声だ。
状況は圧倒的にクロノが不利だった。

混沌―ヴァンパイア・カオス― 闇属性 ☆8 アンデット族:効果
ATK2600 DEF2300
自分のドローフェイズをスキップすることで手札、デッキ、墓地からサーヴァントと名のつくモンスターを1体、特殊召喚してもよい。
このカードの効果で特殊召喚されたモンスターはヴァンパイアを守る効果を適用できない。また、このカードが除外されたとき、このカードの効果で特殊召喚したモンスターをすべて破壊する。
このカードが破壊されたとき、自分の場に出ているサーヴァントと名のつくモンスターを1体生贄に捧げこのカードを特殊召喚することができる。

サーヴァント・タイガー 闇属性 ☆6 アンデット族:効果
ATK2300 DEF1500
このカードは自分の場にヴァンパイアと名のつくモンスターが存在していなければ召喚、反転召喚、特殊召喚できない。
このカードが場に出ている限り、相手は自分の場に出ているヴァンパイアと名のつくモンスターを攻撃、破壊できない。
このカードが相手守備モンスターを攻撃したとき、このカードの攻撃力が守備モンスターの守備力を上回っていた場合、その数値分相手にダメージを与える。

「僕はモンスターをセットして、ターンエンドです」
防戦一方のクロノ、生き残るので必死なのだ。
その様を見て気分を良くしたのか、マリアの顔に笑みが浮かぶ。
「いいわぁ、もっとよくその表情を見せて。絶望に打ちひしがれる姿をさらして。無様に倒れふす姿を・・・・・あなたの痴態が、私の心を癒し、あなたの血が、私の渇きを癒してくれるわぁ」
恍惚とした表情のマリア、もはやクロノは何もいわない。
「私のターンね。ドローフェイズをスキップしてヴァンパイア・カオスの効果を発動するわ。デッキからサーヴァント・ディアを特殊召喚するわ」
再びヴァンパイア・カオスがコートの前を空け、彼の闇が蠢く。
そして次の瞬間、黒い鹿が飛び出してきた。やはりその鹿も人間大の大きさがある。

サーヴァント・ディア 闇属性 ☆4 アンデット族:効果
ATK1700 DEF1000
このカードは自分の場にヴァンパイアと名のつくモンスターが存在していなければ召喚、反転召喚、特殊召喚できない。
このカードが場に出ている限り、相手は自分の場に出ているヴァンパイアと名のつくモンスターを攻撃、破壊できない。
自分のバトルフェイズ中、このカードの攻撃力は400ポイントアップする。

「サーヴァント・タイガーを反転召喚して墓守の暗殺者に攻撃するわ」
主の命令が下り黒い巨虎が墓守の暗殺者へと飛び掛る。
暗殺者はなすすべなくその首を食い千切られてしまった。
さらにサーヴァント・タイガーは貫通能力を持っていたので超過ダメージがクロノを襲う。
「くぅ・・・・・ッ!」
苦痛に顔を歪ませるクロノ、その様を見てマリアがますます興奮したような恍惚な笑みを浮かべる。

クロノLP3100→2000手札5枚
マリアLP5300手札1枚

「まだまだ行くわよ、サーヴァント・ディアでその守備モンスターに攻撃するわ」
黒き鹿がクロノの守備モンスター、見習い魔術師にその巨大な角を突き刺す。うめき声を上げて見習い魔術師は消滅した。
「この瞬間、見習い魔術師の効果を発動させデッキから2枚目の見習い魔術師をセットします」
見習い魔術師の遺言能力が発動し新たにモンスターがセットされる。
「そう、ならヴァンパイア・カオスでその守備モンスターを攻撃するわ」
再びヘドロがクロノのモンスターを飲み込む。先ほどと同じようにモンスターがヴァンパイア・カオスに取り込まれ何かを食べる音が当たりに響く。
「・・・・・・見習い魔術師の効果で聖なる魔術師(セイントマジシャン)をセットします」
「そう、ターン終了」
マリアはクロノの抵抗になんのあせりも、苛立ちも感じていない。むしろその抵抗を楽しんでいるようだ。
「僕のターンですね。ドローします。(このターンで本当にヴァンパイア・カオスはすべてを同時に倒さなければ倒せないのか試してみましょう)聖なる魔術師を反転召喚します」
聖なる魔術師が表になったとき、彼女の体から光があふれ、墓地を照らした。
「僕はこのカードの効果で墓地からディメンションマジックを手札に加えます」
墓地から一筋の光がクロノの手札へと舞い降りる。輝きを取り戻した魔法カードが再びクロノの力となるのだ。
「手札からディメンションマジックを発動します!」
クロノがカードを抜き放ち、この決闘3度目のマジシャンの秘術が披露される。
「聖なる魔術師を生贄にささげ、手札からブラックマジシャンを特殊召喚します!」
箱が開かれるとそこに聖なる魔術師の姿は無く変わりに最高位魔術師の称号を持つマジシャンが現れた。
「ディメンションマジックの破壊効果発動!対象は、ヴァンパイア・カオス!」
ブラックマジシャンの腕から黒い弾丸が放たれそれが雨となってヴァンパイア・カオスに降り注ぐ。苦痛の叫びひとつ上げずにヴァンパイア・カオスは消滅した。
「倒した・・・・のでしょうか?」
「ウフフフフ、甘いわね、ヴァンパイア・カオスの効果発動」
突然、サーヴァント・ディアの体が溶け始めた。
「これは・・・?」
やがて完全に溶けたサーヴァント・ディアの体は黒いヘドロのようなものとなった。
次の瞬間、ヘドロたちが密集しひとつの形を成してきた。
完全に形を成したヘドロはヴァンパイア・カオスの姿となった。
「馬鹿な・・・・」
我知らず、つぶやくクロノ。そんな彼の様子を満足そうにマリアは眺める。
「無駄よ、ヴァンパイア・カオスは一でもあり全でもある。彼を倒そうとしたら、それこそ場に出ている使い魔ごといっぺんに倒す必要があるでしょうね」
「・・・・ですがまだ僕のターンは終わっていません!ブラックマジシャンでサーヴァント・タイガーに攻撃!ブラックマジック!」
ブラックマジシャンが放った黒い稲妻が黒い巨虎を消滅させた。
「カードを2枚セットしてターンエンドです」

クロノLP2000手札3枚
マリアLP5300→5100手札1枚

「私のターンね。ドローフェイズをスキップしてヴァンパイア・カオスの効果を発動、デッキからサーヴァント・ヒューマンを特殊召喚するわ」
再びヴァンパイア・カオスの闇から使い魔が飛び出す。
だが今度の使い魔の形状は動物ではなかった。いや、厳密にはこれも動物だがその姿は全身が影のように黒いことをのぞけばそれは人間そのものだった。
「このサーヴァント・ヒューマンは他の使い魔とは違う、これには知能もあるし理性もある。それゆえに、他のサーヴァントたちを率いることができるのよ」

サーヴァント・ヒューマン 闇属性 ☆4 アンデット族:効果
ATK1900 DEF1700
このカードは自分の場にヴァンパイアと名のつくモンスターが存在していなければ召喚、反転召喚、特殊召喚できない。
このカードが場に出ている限り、相手は自分の場に出ているヴァンパイアと名のつくモンスターを攻撃、破壊できない。
このカードが召喚、特殊召喚に成功したとき、手札、デッキからレベル4以下のサーヴァントと名のつくモンスターを1体、特殊召喚できる。

マリアの言葉を実践するようにサーヴァント・ヒューマンが口笛を吹く。それに呼応して新たな使い魔が姿を現した。
「サーヴァント・ベアを特殊召喚するわ」
現れたのは、人間よりもふた周りは大きい巨大な黒い熊だった。

サーヴァント・ベア 闇属性 ☆4 アンデット族:効果
ATK2000 DEF1000
このカードは自分の場にヴァンパイアと名のつくモンスターが存在していなければ召喚、反転召喚、特殊召喚できない。
このカードが場に出ている限り、相手は自分の場に出ているヴァンパイアと名のつくモンスターを攻撃、破壊できない。
このカードは表示形式が変更できず可能ならば必ず攻撃しなければならない。

「さあ行きなさい、ヴァンパイア・カオス、ブラックマジシャンに攻撃!創世の土!」
襲い来るヘドロ、その黒き奔流が黒き魔術師に迫る瞬間、クロノのリバースが翻る。
「リバースカードオープン!マジカルシルクハット!」
突然クロノの場に現れた3つのシルクハット、それがブラックマジシャンの姿を隠し、シャッフルされた。
「フフ、ついに賭けに走ったのですか?そこまで足掻く姿、素敵ねぇ・・・・ヴァンパイア・カオス!真ん中のシルクハットに攻撃よ!」
マリアの攻撃命令が下る、しかしヴァンパイア・カオスは何の反応も示さない。
「?どうしたの、ヴァンパイア・カオス?」
「無駄ですよ、僕のもう1枚のリバースカード、攻撃の無力化が発動しています」
「フフ、プレイングミスね。ブラックマジシャンを守りたいんなら攻撃の無力化だけ発動させればいい話、わざわざマジカルシルクハットまで発動させる意味は無い。でもいいわぁあなたのそういったミスから来る痴態が、私の心を癒してくれる・・・・」
嘲笑と恍惚が入り混じったマリアの声、だがクロノは不適に笑ったままだ。
「私はこれでターンエンド、そしてこの瞬間、あなたが無意味に発動したマジカルシルクハットが破壊される」
シルクハットが消滅しブラックマジシャンが姿を現す。
だが姿を現したのはそれだけではなかった。
二つの黄金に輝く石像が場に存在していたのだ。
その石像は禍々しく、まるで邪神のようだった。
「これは、一体・・・・」
「これが、僕がわざわざマジカルシルクハットを発動させたわけです。僕はシルクハットの効果で場にセットするカードに2枚の黄金の邪神像を選んだのです」
「・・・・・なるほど、でもそれも所詮は壁にしかならない。あなたのやっていることは悪あがきにすぎないわ。でもそんな姿が私はもっと見たいの。もっともっと足掻いて、最後には地べたに這いつくばって」
「マリアさん、正気に戻ってください。僕は確かにあなたたちのしたことが許せません。ですが僕にあなたを殺すつもりはありません。ですから正気に戻ってください」
マリアの言葉を無視して懇願するクロノ
「何を言っているの?私は今とても気分がいいの、それなのにその状態をやめろ?無理な話ね」
マリアは聞く耳を持っていないようだった・・・・
「・・・・・・・解りました。仕方がありませんね。マリアさん、僕が、あなたを殺してあげましょう」
一瞬目を伏せ、そしてはっきりと明快に、クロノはマリアに言った。
一度吸血衝動に襲われたヴァンパイアを吸血衝動から開放する方法は2つ、誰かの血を飲ませるか、死ぬしかない。
クロノはその残酷は二者択一を選んだのだ。
解っていたことだ、吸血衝動に襲われたヴァンパイアが自力で元に戻ることなどありえない。
すでに手はそろっていた。それでも彼は、できる限りギリギリまで待った。彼女が自力で吸血衝動を克服することを。
そうでなければ、後味が悪すぎる。
「行きますよ、僕は手札から魔法カード、英霊召喚を発動します」

英霊召喚:通常魔法
自分の墓地にあるモンスター1体を自分の場に特殊召喚できる。(ただし、特殊召喚するモンスターのレベルに応じて生贄が必要)このカードの効果で特殊召喚されたモンスターは攻撃力が500ポイントアップする。

「このカードの効果で、僕は墓地に眠る時の大賢者―クロノス・マジシャン―を蘇生させます。もっとも、このカードは蘇生召喚するにあたって、生贄召喚時に必要な数の生贄を必要としますので僕は2体の邪神トークンを生贄にささげますよ」

時の大賢者―クロノス・マジシャン― 闇属性 ☆8 魔法使い族:効果
ATK3000 DEF2500
このカードが3体の魔法使い族モンスターを生贄にして生贄召喚された場合、このカードのコントローラーは次のうちどれかひとつを選ぶ。
●自分の墓地にあるカードを1枚手札に戻す。
●1000ポイントのライフを支払いデッキからカードを5枚ドローし、そのうち3枚を手札に加える。残りはデッキに戻してシャッフルする。
●2000ポイントのライフを支払い自分か相手の墓地にあるカードの中で5枚までカードを選び手札に加える。

クロノの場に、再び時空魔法を極めた大賢者が現れた。
「これで終わりです!手札から魔法カード、拡散する波動を発動させます!攻撃しなさいクロノス・マジシャン!クロノイレイザー!」

時の大賢者―クロノス・マジシャン―攻撃力3000→3500

時空賢者から放たれた黒い炎や雷がアラシとなってマリアの場にモンスターたちを焼き払う。
いかに混沌の名を持つヴァンパイア・カオスといえどもその混沌すべてを破壊されてしまっては消滅は免れない。
「な!?」
ここにきて、初めてマリアの顔が驚愕に彩られる。だがもう遅い、クロノの勝利は揺るがなかった。
「止めです!ブラックマジシャンでダイレクトアタック!ブラックマジック!」
黒き魔術師の杖から放たれた黒い稲妻がマリアの体を貫いた。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
絶叫、そして壁にたたきつけられるマリア、その髪が、徐々に真紅から本来の色である金に戻っていった。
ここからでは見えないがおそらく瞳の色も元に戻っているのだろう。吸血衝動からの開放、すなわち死が、彼女に訪れたのだ。

クロノLP2000→1000
マリアLP5100→0

「・・・・・・」
クロノは何も言わず、黙ってその部屋を後にした。



あとがき
ツキ「疲れた・・・・・・」
クロノ「そうですか・・・・・」
ツキ「しばらく休みたいです・・・・・」
クロノ「それはいけませんねぇ・・・・・」
ツキ「リアルでも現在テストが近づいて忙しいのです・・・・」
クロノ「それは大変ですねぇ、でも両立してください」
ツキ「・・・・・今回やけに突っかかりますね・・・・」
クロノ「なんだか後味悪すぎです・・・・」
ツキ「当初の予定通りなんですから仕方ないでしょう・・・・」
クロノ「そうですけど・・・・」
ツキ「なんか辛気臭くなるのでここいらで閉めます。それではまた次回」
Date: 2004/05/25


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